テラーノベル
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今日は予定通り私の方が勇太より30分早く仕事をあがった。
先に勇太の家に向かってたんだけど…
〇〇
まだ事務所からもそんなに離れてなくて、取りに帰れる距離だったので、事務所にもう一度戻った。
もしもさっきの会場に携帯を置き忘れていて、
関係者の人達に勇太との関係を知られたら…
〇〇
〇〇
収録会場の警備員に携帯が届いてないか聞いてみるものの……
警備員
〇〇
私は会場を出てとにかく探しまくった。
〇〇
仕事でもこんなに取り乱すことなんてなかったのに……
今日行った場所を記憶辿りに思い出していく。
更衣室……トイレ……食堂……
〇〇
〇〇
私は一つだけ心当たりがある所を思い出した。
〇〇
そこにあることだけを祈り控え室に向かった。
今日の収録は無事に終わったらしく、私とは逆方面に向かう多くのアーティストさんとすれ違った。
海人
〇〇
海人
〇〇
海人
〇〇
海人
〇〇
勇太もいつも支度早いからもう家に着いている頃だよね。
勇太の家に着いていないうえに、連絡も出来てないから勇太心配してるんだろうな〜 なんか変に心配かけちゃいそう。
そんなことを思いながら控え室に到着した。
勢いよくドアを開けようとしたその時だった。
〇〇
部屋の中から勇太らしき人の声が聞こえる。
あれ?さっき海人くんみんな帰ったって言ってなかったけ?
本当に勇太かな?と思いドアに耳を当ててすませた。
女
〇〇
耳を疑った。
女の人の声が確かに聞こえた。
今日私以外にKing&Prince担当の女のスタッフさんいたっけ?
この状況に疑惑を感じた私は、少しドアの隙間を開けてみた。
〇〇
声は何とか抑えられたものの、この状況に驚きすぎて頭が混乱した。
そこにいるのは確かに勇太で……
女の人と2人っきり!?
どうやって……その人がここにいるのはおかしくって……
女性アイドルとジャニーズが控え室で2人っきりで話してるなんて……
しかも、次の瞬間私のイヤな予感は的中していた。
なんと、その女性アイドルは勇太に抱きついているのだ。
勇太もなんでそんなに嬉しそうな顔してるの?
なに?今ここで何が起こってるの?なんかの小芝居なの?
怒りと悲しみが混じり合い、頭が爆発しそうだった。
私はその場から離れることしか出来なかった。
でも見つけちゃったんだよね……
机の上に置いてある私の携帯……
外に出て目に付いたのが公衆電話だった。
〇〇
私は受話器を持ち上げて自分の携帯にかけた。
プルルッ……プルルッ………
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
嘘つき………
続く
コメント
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続き待ってます!!
相変わらず上手すぎです!🥺