??.
声の方へと胸が 高鳴りながら振り返る。
でもそこには——
○○.
予想も していなかった人物、
「 “ きむ・じょんう “ 」 だった。
驚きで私はその場に 固まってしまう。
でも彼は、ポケットに 手を入れながら、
余裕そうに私へと 1歩1歩近づいてきた。
何でここにいるって わかったんだろう?
というか、 何をしに来たんだ・・・?
- じょんう視点 -
「ペア」。
正直、俺にとっては チャンスでしかなかった。
最初見た時から一目 惚れしていた君を、
最近仲が良いらしい じぇひょんから奪う、
唯一のチャンス 到来だったから。
周りは皆んな俺のこと 「天使」なんて言う。
でも、心はただの 腐りきった悪魔。
彼女は、
それを最初からわかって いた様な気がした。
だから、実は話す前 から気になっていた。
他の奴らとは違って、 面白みがあるから。
そんな俺は、昼休み、
後ろにいる 女子達を追っ払って、
じぇひょんがいる クラスまで向かった。
ドンッ!
わざと大きな音で ドアを開ける。
もちろん、皆んな 俺に大注目だった。
俺は1人1人の顔をよく 見ながらあいつを探す。
🐶じょんう.
見つけた頃には、もう 体は動き出していた。
窓側の端の席まで ずんずんと進む。
じぇひょんは、足を組み ながら俺を見ていた。
一気に心が燃え上がる。
偉そうな態度で 俺を見るなんて、
そんなの、 「勝つしか無いじゃん」。
🐶じょんう.
悪魔笑顔で 俺はこいつを見る。
相手は、一切表情が 変わらなかった。
🍑じぇひょん.
首を掻きながら 怠そうに言う。
ほんとに面白い。 こいつと話してると。
わざとらしく俺は 鼻で笑ってやった。
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🐶じょんう.
また 悪魔笑顔で俺は言う。
徐々に周りが ザワザワし始めてきた。
今の状況だから、 皆んな敏感なんだろう。
匂わせる様に言った 俺、天才かも。
だけど——
🍑じぇひょん.
偉そうに鼻で笑われる。
明らかに俺を見下して いる事がわかった。
そしてその後、 こう告げられる。
🍑じぇひょん.
🍑じぇひょん.
予想外の発言に 驚いてしまった。
周りは もっと騒ぎ始め、
シャッター音が 何度も鳴り響く。
・・・本当に、手強い。
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🍑じぇひょん.
そう言いながら立ち あがろうとした相手を、
俺は笑顔で止める。
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🐶じょんう.
🍑じぇひょん.
後ろから聞こえた 止める声なんて無視して、
俺は○○ちゃんを 探しに行った。
- 有名同士の三角関係____ 8 -
- 終わり -
コメント
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じぇひょんすぐ手出しそうやなうん。
ドキドキが止まらない😍😍