ゲーム会社を退職し、フリーランスになって1年。 俺、小日向 瑞樹(こひなた みずき)は、とある壁にぶち当たっていた。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
その壁とは──…
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
そう、俺はスランプに陥っていた。
いくら描いても、納得のいくものが描けない。 納得のいく線が引けない。
絵を描いている人間なら、誰にでも起こりうる問題だ。 かくいう俺も、例に漏れずその問題に直面していた。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
愚妹
愚妹
愚妹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
愚妹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
愚妹
愚妹
小日向 瑞樹
愚妹
小日向 瑞樹
愚妹
愚妹
小日向 瑞樹
愚妹
愚妹
愚妹
小日向 瑞樹
そう言って送られたのは、とあるイベントのURLだった。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
同じ絵描き同士が集まってやるという デッサンクロッキー会に参加するのは初めてだ。
イベントサイトの概要には、 実際にプロのモデルを呼んで行うと 書かれていた。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
なんてあれこれ考えているうちに、 いつの間にか目的地まで たどり着いていた。
住所を打ち込んだ案内アプリは、 無機質なビルが立ち並ぶオフィス街の一角にある寂れたビルを指している。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
ビルの正面まで来たが 目の前にあるのは駐車場で 中に入れるようなそれらしい入り口は見当たらない。
小日向 瑞樹
???
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
???
???
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
???
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
???
???
???
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
???
そう言って、彼はその長い足で軽快に階段を上がっていく。
その間も他愛のない話をしてくれて、 目的の6階に着く頃には、すっかり緊張の糸は解れていた。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
???
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
受付を済ませ、渡された名札をつけて大部屋に入ると、 20人前後の参加者らしき人達が、サークル状に並べられた椅子に座って 準備を始めている。
サークルの中央には、人がひとり乗れるような木箱がひとつ置かれていた。 多分、あの箱にモデルさんが座るか立つかするのだろう。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
江野
江野
江野
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
江野
江野さんがそう言うと 入り口のドアが開かれた。
同時に目に飛び込んできたのは 見覚えのあるピンク色の髪。
小日向 瑞樹
意外な人物の登場に 思わず声が出てしまった。 それも俺だけ。
だけど、それも仕方のない事だと思いたい。 先程までスタッフと思っていた男が モデルとして再登場したのだから。
受付の手前で別れたのも、スーツからガウンに着替えるためだったのだろう。 いや、この場合は脱いできたということになるのか…?
???
???
小日向 瑞樹
九折 千歳
江野
九折 千歳
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
悶々と自分の理想に思いを馳せているうちに、 九折さんは慣れた手つきでガウンの腰紐を解いていく。
露になった九折さんの姿態に、俺は思わず目を剥いた。
小日向 瑞樹
本日二度目の驚愕。 何せガウンの下から現れたのは、 正に自分が理想としていた肉体だったからだ。
均整のとれた肉付き、細すぎず太過ぎず、しっかりと付いていて、 それでも主張しすぎない筋肉の隆起。
全体的に見てもバランスの良いその身体は、 もはや存在自体が芸術的と言っても過言ではなかった。
小日向 瑞樹
気付けば、あんなに重たく感じていた腕が 軽やかにスケッチブックに筆を走らせている。
もう江野さんのタイムカウントも、周りの声も聞こえない。 一心不乱に、ただただ目の前にある理想のラインを、 一本でも多く紙に落とし込みたかった。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
江野
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
江野
江野
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
我ながら現金だ。
そして交流会が始まり、 せっかく参加したのだから他の人とも話そうと思ったのだが…。
小日向 瑞樹
当然と言えば当然かもしれないが、 九折さんの周りには参加者のほとんどの女の子達が集まっていた。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
女の子に囲まれて質問攻めにされている九折さんとは対照的に、 俺の周りには誰一人いない。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
溶けた氷で味が薄くなったオレンジジュースを、 グラスを揺らして弄びながら、遠目から九折さんを眺めることにした。
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
それから九折さんは、気さくにいろんな事を話してくれた。
男一人でここに来た俺を、 同性のよしみで気遣ってくれていただけかもしれない。
でも、そんな事を感じさせないような彼の話し方や一挙一動は、 ひどく心地が良かった。
あっという間に時間は過ぎて、交流会は終わりを迎えた。
俺と九折さんは、帰る方向が同じらしく、駅まで一緒に行くことになった。
忙しなく人々が行き交う雑踏の中でも、 九折さんは歩調を俺に合わせてくれていたり、 俺が遅れても待っていてくれる。
そんなさり気ない気遣いに気がつく度に、 九折さんの人の良さを身に染みて感じた。
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
小日向 瑞樹
九折 千歳
小日向 瑞樹
違ぇぇぇぇえ!!!
コメント
108件
んふふー!腐ってる女子が大興奮😋😋😋
wwwwwwwwwwwwwwwwww 表情変わるの楽しいです!