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アナタのカラダが好みです!!

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アナタのカラダが好みです!!

2 - アナタのカラダが好みです!! 第2話

♥

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2019年10月22日

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小日向 瑞樹

(…や)

小日向 瑞樹

(やらかしたーーーーーーーー!!!!)

小日向 瑞樹

(友達になってくださいって言うつもりが!
何で自分の好み暴露してんだよバカか!!)

小日向 瑞樹

(つ、九折さんは…っ)

九折 千歳

…………

小日向 瑞樹

(明らかに引いてるーーーーー!!ですよねーーーー!!!)

通行人

えー、なになに?

通行人

ドラマの撮影?

九折 千歳

…っ!

九折 千歳

ちょっと…、こっち!

小日向 瑞樹

わっ…!

九折さんは呆然としている俺の腕を掴むと、ざわつき始めた雑踏から逃げるように、人気のない路地裏に入り込んだ。

九折 千歳

…っはぁ…はあ…

小日向 瑞樹

はぁ…は…っ

九折 千歳

…あのなぁ、自分…っ、あないな所で…、いきなり変な事言いなや…

小日向 瑞樹

す、すみません…、テンパッちゃって…

小日向 瑞樹

でも、でも俺…っ!!

九折 千歳

わ、わかったわかった

九折 千歳

とりあえず…ここで話すんもアレやから、どっか店入ろっか

九折 千歳

落ち着くまでは、一緒に居たるから

小日向 瑞樹

…はい…すみません。

俺と九折さんは、近くのカフェに入る事にした。 さっきまでパニックを起こしていた頭も、 腰を下ろした事で冷静さを取り戻し始める。

同時に先程の凶行を思い出して 羞恥と自己嫌悪のあまり 発狂しそうになるのだが。

九折 千歳

…少しは落ち着いた?

小日向 瑞樹

はい…ご迷惑をおかけしてすみません…

小日向 瑞樹

(九折さんは本当に良い人だ…)

小日向 瑞樹

(本来なら、いきなり発狂した人間の側からなんて一刻も早く離れたいだろうに)

小日向 瑞樹

(落ち着くまで一緒に居てくれるなんて…)

九折 千歳

ええよ、んで、どないしたん?
いきなりあないな事言うて

小日向 瑞樹

…俺はただ、貴方と友達になりたかっただけなんです…

九折 千歳

え…、友達?

小日向 瑞樹

…俺、今日のクロッキー会であんなにインスピレーションが湧いたのは初めてで…

小日向 瑞樹

久しぶりに、描く事がこんなに楽しい事なんだって思い出せて

小日向 瑞樹

貴方は俺が楽しんで描いたからだって言ってくれたけれど

小日向 瑞樹

楽しんで描けたのは、九折さんのおかげでもあるんです

小日向 瑞樹

九折さんの身体が、俺が描きたい肉体美そのもので、理想中の理想だったから…

小日向 瑞樹

だから気持ちが先走っちゃって…
友達っていうのも…、どっちかっていうと

小日向 瑞樹

もっと貴方を描きたい…って事なんだと…思います…多分…

九折 千歳

………

小日向 瑞樹

だからって、道のど真ん中で、しかも大声であんな事を言って貴方に迷惑をかけてしまったらダメですよね…すみません…

九折 千歳

…くっ…

九折 千歳

くくくく…っ

小日向 瑞樹

…今の話に笑い所なんてありました?

九折 千歳

すまんすまん、いや、何や思てた答えと違ったからつい…

小日向 瑞樹

思っていた答え?

九折 千歳

うん

九折 千歳

今までボクに連絡先を聞いてくる子は大概、ボクと付き合いたいとか、恋人になってほしいから聞いてくることが多かったんよ

九折 千歳

せやから、キミもそうなんかなって

小日向 瑞樹

…俺、男ですよ?

九折 千歳

男からも言われたことあるんよ…

小日向 瑞樹

マジすか…

小日向 瑞樹

(まぁ…男の俺から見ても、やっぱりかっこいいしな…)

小日向 瑞樹

(気持ちはわからないでもないが…)

九折 千歳

けどキミは、そういう下心があるとかやなくて、純粋に絵が描きたいからやって聞いて安心した

小日向 瑞樹

…下心があるかないかって点で言えば、俺も似たようなものだと思うんですが…

九折 千歳

同じ下心でも、恋愛感情かそうでないかの違いやな

小日向 瑞樹

そんなもんですか…?

九折 千歳

少なくとも、描きたいから友達になりたいってのは、モデルからしたら最高の口説き文句やと思うけど?

小日向 瑞樹

く、くど…っ!?

九折 千歳

何を今更照れとんの。
往来で盛大にあないな事叫んどいて

小日向 瑞樹

今それに関しては触れないでください…

九折 千歳

はははっ

九折 千歳

…て訳で、はいこれ、読み込んで

小日向 瑞樹

え、これって…。

小日向 瑞樹

…REINのフレンドQRコード…!?

小日向 瑞樹

え、い、いいんですか!?

九折 千歳

うん、そういうことやったら、ボクもキミと友達になりたいし

九折 千歳

それとも、気ぃ変わった?

小日向 瑞樹

そ、そんな事あるわけない…!!

小日向 瑞樹

…っ、ありがとうございます!!

小日向 瑞樹

(信じられない…本当に連絡先を交換してもらえた…)

九折 千歳

ふふ、他の人らには内緒な?

小日向 瑞樹

…っ!

小日向 瑞樹

(…っ多分、この人のこういうところが人を惹きつけるんだろうな…)

小日向 瑞樹

(はぁ〜〜イケメンってずりぃ〜…)

九折 千歳

せや、今度の週末に、知り合いが経営してるバーでポールダンスのショーがあるんやけど

九折 千歳

そういうの、興味あったりする?

小日向 瑞樹

えっ!ぽ、ポールダンス!?

九折 千歳

そ。
今日みたいなクロッキーじゃ出来ひんようなポーズとかするから

九折 千歳

ええ刺激になるんちゃうかな?

小日向 瑞樹

き、興味はありますが…

九折 千歳

一人で行くんが不安?

小日向 瑞樹

まぁ…はい

九折 千歳

ほな、ボクも一緒に行こか

小日向 瑞樹

え、ほんとですか…!?

九折 千歳

紹介した手前、一人で行かせるんは忍びないしな

九折 千歳

それに、せっかく「友達」になれたんやし?

小日向 瑞樹

…っ、ありがとうございます!!

九折 千歳

ふふ、決まりやな

九折 千歳

ほな、そろそろ出よか

九折 千歳

また待ち合わせとか時間とかは、REINで送っとくな

九折 千歳

もう遅いし、今日は疲れたやろうから、帰ってゆっくり休み

小日向 瑞樹

はい!
今日は本当に、ありがとうございました!

九折 千歳

ん、お疲れさん

九折 千歳

またな

そう言って九折さんは、未だ光溢れる夜の街へ、 雑踏に溶け込むようにして去っていった。

帰宅してから、余程疲れていたのか 俺は部屋着に着替えてから、吸い込まれるようにしてベッドに倒れこんだ。

小日向 瑞樹

はぁ…怒涛の一日だった…

小日向 瑞樹

今日だけでいろんなことがいっぺんに起こりすぎて、頭の処理が追いつかないや…

小日向 瑞樹

(…でも、充実した良い一日だった)

小日向 瑞樹

(スランプは抜けられたし)

小日向 瑞樹

(…新しい友達もできたし!)

小日向 瑞樹

小日向 瑞樹

…っはは、九折さん、顔文字とか使うんだ

小日向 瑞樹

「ありがとうございます、おやすみなさい(*´ω`*)」っと…

小日向 瑞樹

(ポールダンスショーか…、楽しみだなぁ…)

小日向 瑞樹

(九折さんと出会うきっかけをくれた美幸には感謝しないと…)

小日向 瑞樹

(そうだ…、今度何か奢ってやろう…)

妹が喜びそうな物を考えているうちに 徐々に瞼が重くなり始め 俺の意識は、深い眠りへと落ちていった…。

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コメント

40

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最高ですっ (`・ω・´)ノシかわいいw

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最⭐︎高

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糸目キャラ(* ̄ii ̄)( ´ཫ`)

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