清美
ねぇ
卓郎
どうした?
清美
この辺りに住んでる猫の噂知ってる?
卓郎
なにそれ?
清美
猫に会って「彼の所に連れてって」って言うとあの世に案内されるって
卓郎
なにそれ笑
卓郎
そんなの付いていかなきゃいいじゃん
清美
それ私も思った
清美
でも、なぜか付いていきたい気持ちになるらしい
清美
それに最近猫の数が増えているらしいよ
卓郎
へー
卓郎
どうせ嘘でしょ笑
清美
だよねだよねそんなの信じれるわけないよね
卓郎
じゃ、俺はちょっとビール買いに行くわ
清美
オッケー!
卓郎
お?猫いたんだけど
清美
マジ?
卓郎
ちょっとあの噂検証してみよ
清美
気をつけてねー
清美
まぁ、きっと何にも起こんないでしょ
卓郎
清美
卓郎?
翌日の朝
清美
え、どう言うこと、卓郎?
清美
ねぇ、卓郎?
清美
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不在着信
清美
え…
猫
ニャー
清美
え、なんで家の中に猫が
猫
ニャーニャー
猫は手紙をくわえていた
清香は手紙を読んだ
清美
なに……これ
お前は卓郎に会いたいか?
清香は少し考えて覚悟を決めた
清美
彼の所に連れてって
猫
ニャー
清美