#01 1年目
魅亜夢
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
飛び交う私の入院している噂。 噂の発生源は特定済みだ。
興味は無いけど
さくり
この子は心友のさくり。 さくりだけが私を気遣ってくれる。
魅亜夢
さくり
さくり
魅亜夢
魅亜夢
私は窓の外を見た。 校庭には体育の準備をしている生徒がいた。
魅亜夢
さくり
さくり
魅亜夢
急に変なこと言い出すからびっくりした。
さくり
いい子すぎて泣きそう…。
魅亜夢
さくり
魅亜夢
モブ
さくり
モブ
モブ
さくり
魅亜夢
モブ
モブ
魅亜夢
魅亜夢
そう。私は読心術ができないから "信じる"ことしかできない。
魅亜夢
学校でも進行はするらしい。 今して欲しくないタイミングだったのに、。
がらがら
と音がした途端に先生が入ってくる。
魅亜夢
先生
魅亜夢
先生
魅亜夢
わかる人で本当に良かった。
魅亜夢
先生
先生
魅亜夢
私は感謝の言葉が口に出せなかった… 言葉に"できなかった"から
会釈をした。
魅亜夢
さくり
魅亜夢
これはさくりのためでもある。 さくりが私から離れればきっと…
さくりが避けられなくてすむ…から。
さくり
魅亜夢
ああ。なんてあなたは優しいのだろう。 私に"またね"と声をかけるなんて、。
"また"があるのかもわからないのに…。
学校から続く道をまっすぐ歩く。 この先のつきあたりを右に行くと病院に なっている。
魅亜夢
でもこれも全部… あなたのため。
もし私の病気が悪化して…。 私がしんじゃったら
あの子は1人になるかもしれない。 私はそのリスクを最小限に抑えたい。
魅亜夢
そう。2年前なんて 病気のことをすっかり忘れていた。
すっかり忘れて、咲莉と日が暮れるまでずっとお話していた。
のに。私の病気は悪化した。
受付
と、書かれた場所まで行き
魅亜夢
と、いつも通りのことを言う。
この生活にも少しは慣れてきた。
お医者さん
魅亜夢
私は診察室1番の待機席で待機していた。
魅亜夢さーん、どうぞ
魅亜夢
そう思い、私は診察室に向かった。
お医者さん
魅亜夢
お医者さん
魅亜夢
と、話す。
お医者さん
お医者さん
魅亜夢
お医者さん
魅亜夢
いつもの質問に"いつもの"解答で答えていく。
お医者さん
魅亜夢
私は薬を貰い、家に向かった。
…
帰ってきた。
日記が机の上に置いてあったので 書いてみる。
7月7日 曇 あれから1年が経った。 クラスメイトの視線が痛い。 さくりは相変わらず話してくれる。
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(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)