テラーノベル
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⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️史実ネタでもございません
⚠️すべて、私の妄想です
⚠ATTENTION⚠
・BL ・ソナチ ・🔞ではない ・なんでも許せる方向け
では、どうぞ⬇
その日は、少し寒かった。
窓の外は曇天で、廊下を抜ける風がやけに冷たい。 ソ連は無意識に肩をすくめるナチスの様子に気づいた。
ソ連
ナチ
否定しきれないあたり、正直だ。
ソ連はコートを脱ごうとして、途中で止めた。
――また、“勝手に”やるところだった。
ソ連
ソ連
それだけ言って、ソ連はナチスの立ち位置を変える。
壁際。風下。 ごく自然な動作だ。
距離が、近くなる。 肩と肩が触れた。
ナチスの体が、一瞬だけ強張る。 だが、離れない。
ソ連
ソ連は、胸の奥が静かに熱くなるのを感じた。
今なら。 腕を回せば、抱き寄せられる。
理屈も理由も、用意できる。 寒さ、風、人通り――何でも。
だが。
ソ連は、動かない。
ナチ
ソ連
呼ばれて、視線を落とす。
ナチスは、真っ直ぐこちらを見ていた。 逃げていない。 だが、覚悟を決める前の目だ。
ナチ
鋭い。 だが、責める調子ではない。
ソ連は少し考えてから、正直に答えた。
ソ連
一瞬、沈黙。
ナチスは目を見開き、次に眉を寄せ―― そして、ゆっくり息を吐いた。
ナチ
拒絶は、ない。
その代わり、ナチスは自分の腕を見下ろした。
ナチ
声は低く、慎重だ。
ナチ
言葉を探している。
ナチ
ソ連は、何も言わずに聞く。
ナチ
それは、ナチスにとって"許容"ではあっても、 "選択"ではない。
ナチ
そう言って、ナチスは顔を上げた。
ナチ
その瞬間、ソ連は確信した。
ソ連
ソ連
問いかけは、柔らかく。
ナチスは少し考え、そして―― 自分から、ほんの一歩、近づいた。
胸が、触れそうになる距離。
だが、そこで止まる。
ナチ
ソ連の口元が、わずかに緩む。
ソ連
即答だった。
ナチスは、ほんの少しだけ驚いた顔をする。
ナチ
ソ連
そう言って、ソ連は軽く肩をすくめた。
ソ連
ナチスは、少し困ったように視線を逸らす。
ナチ
ソ連
その言葉に、ナチスは小さく眉を顰めた。
ナチ
ソ連
沈黙。 だが、空気は柔らかい。
そのまま歩き出そうとして、ナチスが不意に言った。
ナチ
ソ連が振り返る。
ナチ
短い宣言。 だが、それは確かな前進だった。
ソ連は笑って頷く。
ソ連
ハグは、まだだ。 だが"止めた"という事実は、 "近づいた"という証でもあった。
舞海
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舞海
コメント
1件
この2人の形容し難い距離感を、柔らかく、ここまで美しく表現できるものなんですね…‼︎ 舞海さん、貴方秀才ですね…⁉︎ この尊い2人のお話、続きも楽しみにしております。