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20×× 9月
有明といっぱい遊んだ夏休みが終わり、最高の思い出を抱え学校生活がスタートした。
ピーンポーンパーンポーン*•(チャイム)
放課後のチャイムがなると有明が 玄関で駆け寄ってきた
有明
いつもの誘いだ。今日は何して遊ぶのかな
千秋
内心わくわくしながら有明の家へ向かった
千秋
有明
千秋
有明
千秋&有明
いつも通り有明と何気ない会話を していた。
すると有明がなにか言いたそうに顔をしかめていることに気がついた。
千秋
有明
有明
千秋
俺は一瞬フリーズした
泣きそうになりながらも有明は続ける
有明
え、俺もう有明と会えないの?
一緒にいれないの?
急な不安が頭をよぎった
いや、きっと1週間くらいで帰ってくるのだろう。
そう思ったが実際はそんな甘くなかった。
有明
有明
あ、ほんとに会えないんだ。 俺だって寂しいよ。
千秋
そんなのやだ、やだよ。 俺はその場で泣き崩れそうになった。
でも有明の前で情けない姿なんて見せられる訳ない。俺は有明に頼られるような男になるんだろ!
そう思い頑張って耐えてたが、有明には バレていたようだ。
有明
有明
有明は元気にそう言っているけど実は泣きそうだということを俺は知っている。
有明は泣きそうになる時、いつも右手を握りしめる。今もそうだった。 好きなんだからそれくらい分かるよ?
千秋
でもあと一週間しかないのか… 有明との別れが近い事に寂しさと悲しさを感じたが、渋々返事をして有明の家を出た