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山木梅子
今日からだっけ？
有坂賢人
そうそう、大学でなんか小説の書き方みたいなのを教えることになった。
山木梅子
まあ賢ちゃんなら、教えるの上手だし、大丈夫でしょ！
有坂賢人
ありがとう
有坂賢人
ん、電話？朝早くから、あ、大学からか
岬由紀子
たびたびすみません
有坂賢人
い、いえ何でしょうか？
岬由紀子
じつは、生徒同士の喧嘩があり、今日、休校となりました
有坂賢人
へ？
有坂賢人
有坂賢人(ありさかけんと)です、小説というか論文を書かせていただいて、その上、大学で先生をすることになった者です
砂上翼
喧嘩の理由が窃盗だった、と
有坂賢人
はい、しかも、ボクの本が盗まれたらしいんです
砂上翼
はぁ
有坂賢人
それで窃盗が続いたら授業に支障がでるんでどうにかしてくれ
ってのが依頼
ってのが依頼
砂上翼
なるほど
篠目正和
ボクじゃないっですってば
山部あつし
だからよｫ、だったら誰がいるんだよ？！
砂上翼
どこに置いたの？
山部あつし
え、あ、そこのロッカー
砂上翼
盗んだって思った理由は？
山部あつし
一緒に来て、その本を見てるのは篠目正和(しのめまさかず)だけ
篠目正和
ボクじゃないです
砂上翼
このロッカーは誰の？
山部あつし
藤井高司っすねプレートにある
砂上翼
ふーん
ガチャ
篠目正和
ちょちょ人のはまず…い、で、す…よ
砂上翼
なんとなく雰囲気からいったら当たったなぁ
ロッカーの中にはたくさんの盗難品とおもわしきものが大量にあった。
藤井高司
バレねぇと思ったのにぃ
有坂賢人
それじゃあ、起承転結から～～
有坂賢人
～～で
有坂賢人
そこから～～
有坂賢人
という感じですね
有坂賢人
ふう
山木梅子
お疲れさん
有坂賢人
あ、あれ？
山木梅子
なんでいるの？って顔ね
有坂賢人
そりゃ、うん
山木梅子
私、この学校の学長
有坂賢人
へぁ？
山木梅子
脅かしたかったんだー
有坂賢人
マジで本当に驚いたよ
山木梅子
今後とも末長く学校で勉学を教えてくれますか？
有坂賢人
………はい
山木梅子
照れてるぅ
有坂賢人
そ、そりゃあ照れるよ！！
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