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神魔の子

第2話 - 神魔の子　episode1

2019年08月13日

#ファンタジーラブコメディ

優蘭(ユラン)

えぇーーーー！

ウッソーーー！？

私は、18歳の○○！ちょっと、今緊急事態なんだけどね、突然の自己紹介する！今、母子家庭で、3歳から日本に移住して女手ひとつで、ここまで育ててきてくれた母に思いもしない事を言われたの！

事の始まりは20分前

母　ミコト

あのね、○○。
ちょっと、そこ座ってくれない？

と、母に言われた。

○○

あ、うん……

母　ミコト

○○……母さんね、伝えなきゃいけないことがあるの。

座った途端に母の口から出る言葉。とにかく緊急なの。

○○

何？

母　ミコト

あのね。

○○

うん。

母　ミコト

……。

母　ミコト

○○ね！神魔の子なの！

えぇーーーー！

ウッソーーー！？

母　ミコト

それとね、あなたは、一人っ子だって、言ったけどホントはね、7人の兄がいるの。

○○

……。

驚きすぎて、「え？」の言葉もでない。

母　ミコト

それでね、父さんも死別したって言ってたけど……

○○

ホントは生きてるんでしょ？

母　ミコト

ここまで、来たら勘でわかるよね。

そう言って、母は、○○に日記にらしいノートをみせた。

そこにはこう書いてあった。

ママ日記私達の子が、大人になった時。きっと神界と魔界の関係は悪化している。そして、凄まじい戦いが起こるであろう。あの子達には、それを、食い止められる力がある。いつかは言うつもり。だけど、重い負担を掛けたくないから、今は言わない。神と魔の親として母親として。

○○

私達って、神と魔の子なんでしょ？
それじゃあ、何か力とかあるの？

母　ミコト

……。

○○

そのぉ、戦いに必要な力とか……

母　ミコト

うん、その通り。
あなたには神と魔の血が流れているの。
だから、力を持っているのよ。

○○

じゃあ……

母　ミコト

でも、その前にね話ししなきゃ。

○○

何？

母　ミコト

私はね、禁断の恋をしたの。

母　ミコト

神界に産まれた私は、魔界で産まれた○○の父さん、マポムと出会ったの。

母　ミコト

でもね、その頃は神界と魔界の仲が悪くてね……結婚もダメだったの。

○○

え？じゃあ……

母　ミコト

そう。違反を犯した私達は神の力も魔の力も使えなくなったの。

○○

え…………

母　ミコト

だけどね、○○。

母　ミコト

今、神界と魔界の仲が最大に悪くなってるの。

母　ミコト

父さんと私じゃ止められない。

○○

え？む、無理だよ！

母　ミコト

大丈夫。

母　ミコト

あなたを強くしてくれる二つの事があるわ。

母　ミコト

一つは兄達がいる。

○○

はっ(*゜Q゜*)

母　ミコト

そして、もう１つ。

母　ミコト

戦いの時に最大の活躍を見せる、
それは。あなた自身にある、「力」よ。

○○

力……っか。

○○

まだ、実感がないけど。

母　ミコト

そりゃそうよ。

母　ミコト

だって、開花させないと花も開かないでしょ？

○○

そっか！

母　ミコト

説明しよっか？

○○

うん、勇気が出せる気がする。

母　ミコト

そう、なら、良かった！

○○

だって！母さんと父さんの子だよ。

○○

子供がちっぽけじゃ、困る。困る。

母　ミコト

ありがと、○○。

そう言う、お母さんの頬には一粒の雫が垂れていた。

母　ミコト

○○は、神魔の子で良かった？

○○

良くも悪くも、母さんの子供になれて良かったよ。

母　ミコト

……うわぁーン。

○○

もう、泣かないでよ。

母　ミコト

ごめんね、そのほうが困るよね,w

母　ミコト

じゃ！説明するね。

○○

うん！お願い！

母　ミコト

説明中……

○○

理解中……

○○

へぇ！そうなんだぁ！

○○

たまげた！

母　ミコト

www

○○

ま、単にまとめると、

長男　ジン母方「風神」父方「分身」風を司る神である、分身ができる。

次男　ユンギ母方「火神」父方「サイコメトリー」火を司る神である、物に触れるとその物の感情が知れたり人と対面するとその人の過去を知れたりする。

三男　ナムジュン母方「起源神」父方「未来予知」自然を守り、自然を造り治す事のできる神である。未来の予知ができる。

四男　ホソク母方「太陽神」父方「瞬間移動」天候を司る神である。瞬間移動ができる。

五男　ジミン母方「優神」父方「テレパシー」人々に優しく、養う力のある神である。相手の考えていることがわかる。

六男　テヒョン母方「創造神」父方「サイコキシネス　念力」生命を造る事ができるまた、ユーモアセンスの神。手を使わずに物を宙に浮かせる。

七男　ジョングク母方「海神」父方「怪力」海を司る神である。どんな重さでも持てる。

長女　兼　末っ子○○ 母方「守護神」父方「バリア」人々を癒し、守る。敵からの攻撃を跳ね返す。

○○

私、わりと重大な役じゃない？

母　ミコト

そうね。でも行けるわ。

○○

なんで、分かるの？

○○

はっ！もしかして神の勘とか言うやつ！？

母　ミコト

ううん、違う。

母　ミコト

だって、私の子でしょ？

母　ミコト

○○は。

ズコッ。いや、そっちかいw

母　ミコト

そっちよwww

私、母さんの子供に産まれてホントに良かったと思ってる。

その思いはこの先もずっと、変わらない。

母　ミコト

そうと決まれば！

母　ミコト

いざ！韓国に出発！

○○

えぇ！！どこに行くの？

母　ミコト

何、言ってるの？

母　ミコト

兄さん達が待ってるでしょ？

○○

えぇ！？韓国に！？

母　ミコト

ほらぁ、明日にでも行っておいで。

○○

え！母さん行かないの？

母　ミコト

うん。だって、そっちの方が便利でしょ？

○○

えぇ？だって、兄さん達とは初対面だよ！？

母　ミコト

ダイジョブ！○○の事、伝えてあるから。

○○

なんて？

母　ミコト

面食いだってね？

○○

(〃▽〃)や、やめてよぉ。

母　ミコト

うふふ、可愛い。

母　ミコト

あ！ほら、可愛い子には旅をさせよとか言うでしょ？

母　ミコト

もう、早く行きなはれ！

○○

いや。それ何語よ！

○○

分かった！！

○○

母さんには負けたわ。

○○

行ってくる。

母　ミコト

頑張って！

○○

うん。

母　ミコト

早く帰ってきてね？

○○

いや、初めてのおつかいじゃないから！www

母　ミコト

www

○○

しかも、明日行くから。

母　ミコト

あぁ。もう、わかったわかった。

○○

もぅ。(ホントは嬉しいんだけどね)

母　ミコト

○○、良く父さんに似てるわ。

○○

ええ！そうなの。

顔も知らない父さんと私が似てるってなんだかくすぐったく感じた。

早く、会いたい。

お兄ちゃん達ってどんな性格なんだろう。

、

次回へ続く→

次回　「お兄ちゃん！」

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