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神魔の子

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神魔の子

3 - 神魔の子 episode2

♥

37

2019年08月15日

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~前回までのあらすじ~

「あなた、神魔の子なの。」 その言葉をきっかけに新たな真実を 知らされる、○○。

だが○○は、自分が神魔の子であることをすんなりと、受け入れた(←へ?)

(ちから)           才能を開花させた○○は、 兄との合流のため韓国に行く。 どうなる○○!?

episode2 「お兄ちゃん!」

○○

うわぁ!!!

○○

ほら、見て!綺麗だよ。

日本でも、田舎っ子だった○○は、 目の前にあるイルミネーションだけに それほどの声が出た。

周りの人からは変な目で見られる。

○○

あ!そう言えば、待ち合わせはここだったよね!

今日の早朝。 準備もそうそうに飛行機に乗り、 韓国に着いた○○。 母には若干、追い出された。 色々あって、 今は、手が離せない状況。

○○

確か、名前は……

○○

ジミンオッパ!!

○○

ジミンオッパは確かテレパシーだったけな!?

○○

あ!そうだ。

○○

心の中で、呼んでみよう!!

○○の心の中 ジミンオッパー! おーい!

ジミン

なんだ!?

誰かが俺の名前を呼んだ。 気のせいかなと思ったが、 そうはいかない。 俺はテレパシーだから。 また、誰かの心の声だ。

おーい!ジミンオッパってば! 話しかけてるんだけど?

ジミン

は?

俺は、テレパシーの意識を高めた。

ジミンオッパ!今どこ? イルミネーションのところで待ってるんだけど、早く来て来て!

「イルミネーション」…… どうやら、○○でまちがいなさそうだ。

ああ。分かった。 今行く。

オッケー!!

生き別れた、妹○○。 会いたかった。 確か母は、 『天然で、可愛らしい声だ』と、 手紙で送ってきた。

ジミン

ハァハァハァ。

ジミン

○○?どこだ?

○○

おーい!ここだよ!

俺が視線を向けたその先には 少し小柄で、ポニーテールの 一人の女の子がいた。大体18才ぐらい。

○○

今、手が離せなくて。

○○の横には、小さな男の子が座っていた。

○○

大丈夫?

どうやら、ホームレスらしい。

でも、パンを食べているその子の服は汚れてはいなかった。

多分、○○が、買い与えたのだろう。

男の子

お姉ちゃん。

○○

なぁに?

男の子

僕もう大丈夫だよ。

○○

ホントに?
よし!頑張るんだよ。

俺は、思った。 ○○は、母さんに似てるなって。 自由放棄で、気楽に生きて。 『「限」はない。』 それが、母さんの口癖だ。

男の子

じゃあ。バイバイ。

○○

バイバーイ!

「癒し」と言うのはこれか。

なら、俺に「優神」は努められないのではないか。

俺は、テレパシーだった事もあり、 幼稚園から人の気持ちが分かることが出来た。

当然、人の心の中の気持ちが分かることは、普通の人間にしては怖いことだ。

だから、俺は父にこう言われた。 「考えることが大事だ。」 お前は、冷静さに欠けていると。

それから俺は、今日と言うひまで。 感情を「無」にしてきた。

「喜怒哀楽」 そんな事には一切、無関係。

勿論、「優」にも。

そんな俺に「優神」などを名乗る資格はない。

○○

バイバーイ!

○○

自由に生きるんだよ!

「優神」とはホントは、○○が 任つべきだったのだろう。

○○

お兄ちゃん!!

ジミン

……ん、な、何?

○○

どうしたの?

ジミン

いや、○○、優しいなって。

○○

んふふ。でしょ?

ジミン

俺が、「優神」なんか、努められるかな。

○○

何、言ってんの!?
努められるよ!

ジミン

そ、そうかな……?

○○

うん!

○○

「優神」を努められるのは、
ジミンオッパしかいない!

こんな事、言われるのは初めてだった。 この瞬間、長い間。 俺を悩ませてきた「苦」は消えた。 この気持ちは「嬉しい」だけじゃ 言い表せない。

ジミン

なんで、分かるの?

○○

だって、IQ50の私が言うんだもん。

○○

絶対だよ!?

ジミン

wwww!

ジミン

50しかないの?

○○

そ、そうだけど!?

ジミン

ナムジュニヒョンなんか、
148だよ!?

○○

身長が?(スマホをいじりながら)

ジミン

聞いてないじゃん!
iQだよ!

○○

え!?

○○

嘘!?

○○

夏休みの宿題やって貰わなくちゃ。

ジミン

悪知恵は浮かぶのに、勉強は出来ない。

○○

う、うるさいわね!

君は面白い。 第一印象は、「面白い」 こんな子が妹なんて…… 毎日が楽しくなりそうだ。

ジミン

気に入った。

○○

え?何て?

ジミン

なんにもな~い。

ジミン

所で。俺達の家行こっか!

○○

うん!

??

ふっ。

そんな中、ジミンと○○のやり取りを 路地裏から見ている何者かがいた。

ジミン

じゃ!行こっか!

○○

うん。ジミンオッパ!

○○達は、迫ってきている悪に気づかずに去っていってしまった。

??

はい。今、去る所を見届けました。

電話相手

そうか。ふふふ、楽しみだな。

??

はい。終わりの始まりですね。

電話相手

ああ。

電話相手

お前は○○を見逃さずにいろ。

??

はい。

プププー

??

さーてと、行きますか。

ニヤリ。 その男は、暗闇のなかでそう笑い、 そして、

消えた。

次回へ続く→

次回 「○○、日記を始めます!」

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