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望
望が座椅子に座りながらテレビを観る祖母に声をかけた。
今日は圭と優衣と約束した祭の日なのだ。
祖母
祖母
望
祖母
祖母
望
優衣
望
待ち合わせ場所に居たのは優衣だけで、圭の姿は無かった。
望
優衣
望
優衣
その時、望のスマホが震えた。
圭からの着信のようだ。
望
圭
望
圭
望
圭
望
圭
望
圭
望
圭
望
圭
望
圭
望
親友に空エールを送り、望は電話をきった。
優衣
望
優衣
望
優衣
望
2人でと言った途端、急にモジモジしだす優衣。
望
優衣
望
優衣
望
優衣
望
優衣
望
その時
ザアアアア…!!
優衣
望
突然の土砂降りが2人を襲った。
優衣
望
望が優衣の手を引き、屋根のある場所へ移動する。
繋いだ望の手が暖かくて、優衣の体温は更に上昇した。
優衣
望
優衣
望
優衣
望
平気と言いつつ、寒そうな望。
さっき雨宿りする時に咄嗟に優衣が濡れないようかばっていたのだ。
そしてそれを、優衣も気づいていた。
優衣
望
優衣
優衣
望
優衣
望
優衣
そうして2人は優衣の家へと向かった。
優衣は〝なんて大胆なことをしたんだろう〟と思ったが、そうこうしているうちに到着した。
望
優衣
望
優衣
望
流石に望も2人きりという状況を意識し、赤くなる。
しかし、優衣の方はそれどころじゃない。
ドキドキが止まらないし、何を話したらいいのかも分からないし
優衣
望
優衣
望
望
そう言って、バスルームへ向かった望。
1人になった瞬間、優衣は衝動を抑えきれずにソファーにダイブした。
優衣
自分がしたことの大胆さに驚きを隠せず、顔が赤面しっぱなしだ。
優衣
さっきもそうだけど、さりげない言葉や行動で、優しい人なんだって分かる。
あの人のこと知っていくにつれ、ドキドキする回数も増える。
でも、なんでだろ。
もっと、あの人のことが知りたい…。
望
シャワーを浴びながら、望は考えていることがあった。
望
そう。 望はまだ優衣が昔病院で仲良くなった少女だと気づいて居なかったのだ。
しかし、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる優衣に心地良さを持ち始めていた。
望
望
望
望
落胆し、反省をする望。
そんな望の深いため息が、バスルームに響いていた。
ガチャッ
望
優衣
望
優衣
望
お互い会話につまる2人。
長い沈黙が部屋を包んだ。
先にそれを破ったのは
優衣
緊張で声が裏返りながら話しかけた優衣だった。
望
優衣
望
優衣
望
望
優衣
望が出しかけた言葉を一瞬飲み込んだ。
言っていいのか?
俺の名前は佐野 望だって。
そしたらこの子はどんな顔をする?どんな言葉をかける?
いきなり態度を、〝アイドルとしての佐野 望〟への対応に変える?
優衣
望
優衣
望
優衣
再び静寂が2人を包む。
部屋に響いているのは、激しさを止めない雨音だけだった…。