俺には弟がいる
笑顔がカワイイ弟だ
ずっと一緒に暮らしてた
だが
親は俺達を殺そうとしていた
何故かは知らないが
だからそれを知った俺は
親を殺した
別になんとも思わなかった
弟は何故か泣いていた
殺されそうだったのに
元々俺の弟は優しいのだが
少しだけ不安だ
弟の幼なじみが弟と遊んでいる
アイツは賢いから大丈夫だろう
弟は楽しそうだ
俺もそれを見て嬉しい
弟が小学生になった
俺が守らないとな
友達が出来たと言ってきた
俺は弟を殴った
は? 何で??
友達なんか作る必要ないだろ
俺が怒ったら弟は泣いた
何故泣く? お前が悪いんだぞ?
弟が中学生になった
俺の言うことを 聞いてくれない
反抗期なのだろう
だが俺は言った
いうことを聞かないと アイツを殺す
そういうと 弟は泣きながら笑った
あぁ… その顔だ…
いつもその顔をしてくれればいいが
弟が高校生になった
反抗期が終わったのか
俺の言うことを聞いてくれた
だが元気がなかった
何かあったのか?
そう尋ねるが
弟は何も言ってはくれない
何故元気がないのか?
幼なじみと 喧嘩でもしたのか?
幼なじみに話を聞くと
眠れないらしい
そうか… 何か不安があるのだろう
弟が高校3年生になった時
大学へ行きたいと言ってきた
幼なじみも行くらしい
俺はそれを聞いて言った
ダメだ
幼なじみも 弟を奪おうとした
カワイイからだろう
俺は弟に言った
お前は誰のものだ?
そういうと弟は笑って
お兄ちゃんのもの
と言った
そうだ… いい子だ…
お前は絶対に離さない
そう思っていた
ある日のことだ
弟がいなくなった
弟の幼なじみに聞いたが
わからないようだ
何故だ?
何処なんだ?
何で消えた?
何で弟なんだ?
俺は今も探している
弟が何処にいるのかを
死んでいてもいい
弟の顔が見れたら
俺は嬉しい
そして絶対に離さない
一生俺のものだ
コメント
232件
ルンのターン
タクマの記憶だね。