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ルビィがヴィゲル達と会う少し前
ノルン
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いつの頃か…
人と魔物が大きな争いを始めたのは
その争いは全世界を巻き込んだ歴史に残る程の規模となった
そんな争いが起こっている世界のとある村での出来事
その村は緑豊かで農作物を特産品として村おこしをしていたのどかな村があった
しかし、世界規模の大きな争い…後にこの戦争を【人魔戦争】と呼ばれることとなる戦争が勃発した
この人魔戦争に巻き込まれた村は人と魔物の争いの末に廃村と化した
村人の大半は無慈悲な虐殺によりその命を散らした
そんな絶望の中を生き延びた一人の少女がいた
それがノルンである
彼女は自分が魔物に襲われそうになった時両親が身を呈して守ってくれたのだ
そのお掛けで彼女は生き延びたのだ
この時にノルンの中にふたつの人格が生まれてしまった
ひとつは普段通りの気弱性格
もうひとつは悲しみと怒りを大きく背負った攻撃的な性格
基本は気弱な性格が表にたってでるが特定のタイミングで攻撃的な性格が顔を出す
そしてこれは彼女の両親が亡くなったタイミングで性格が生まれ変わっていた
つまり両親が亡くなるのを見たのは表の彼女自身であるが
その後の展開を見ていたのは裏の顔であるもう1人の彼女なのだ
だから表の彼女は【ただ】魔物に両親が殺されたとしか認知はしてない
それが彼女が知り得る真実なのだから
しかし事実は違っていた
裏の顔であるもう1人の彼女は本当の事を知ることとなる
自分を襲おうとしたあの魔物は悪ではなかったのだ
彼女の視点からは悪に見えたが両親達からすればそれは救いだった
両親を襲ったあの魔物は人の言葉を理解し人の優しさに触れた魔物だった
あの魔物はノルンの両親が人目を避けて大切に育てた言わば家族であった
そこに確かな絆が芽生えてはいたが時代が時代なもので
人と争うことになり、両親は自分達が無惨に殺されるのならば
いっそ家族として育てた彼に殺してもらう事にした
あの魔物もそのお願いをすぐには受け入れられなかったが遂にはそれを了承した
それが自分を育ててくれた親の最後の頼みだと言うのなら…
その一連の出来事は娘であるノルンには見せたくはなかった
だから彼女を先に逃がしたのだが不運にも彼女は戻ってきてしまった
そして自分達の最期を見られてしまい彼女の中で何かが壊れたのだった
表の人格はそれを知りえない
裏の人格となってる自分はそれら全てを理解してる
その後私は1度その魔物と対峙する
幼いながらに私はその魔物に戦いを挑むが彼は戦う素振りを一切向けなかった
ただ自分が殺めてしまった両親達を抱いて悲しみに暮れていたのだ
それを見たノルンは直感だがこの魔物は悪ではないと悟ったのだ
そして魔物に話しかけ事の全てを聞いた
彼は争いをしたくはないと話し、ノルンもそれには賛同した
とにかく今はこの村から抜け出す必要があるため二人で協力して村を抜ける
簡単な作戦を思いつきそれを実行する
その作戦は彼に自分を担いでもらうそれだけだった
一見するとそれの何処が作戦か分からないかもしれないが
村に訪れていた魔物の中には人を食糧とするものも見受けられた
それを逆手に取り、ノルンを担ぐことによって周りの魔物たちに
あの担がれている少女は餌なんだと誤認させることにし、それが見事成功する
村を出たあとノルンは人の姿をした魔物
人魔の1人【ルイ】なる者と出会い自分を助けてくれた魔物はルイにノルンを預け
自分は彼女と関わるのをやめ、姿を消した
それから数年経ったある時ノルンの元に賊が入り込んでくるようになる
ルイと共に賊を撃退し何故襲ってきたのかの情報を吐かせると
自分の幼少期を知る何者かが存在しそれに命を狙われていることが分かった
命を狙われる理由はどうやらあの村を滅ぼしたのはノルンということになっていた
正確に言えばその両親が魔物を村に呼び込んで滅ぼさせたというではないか
それら全ては誤情報だと言うのに目の敵にされてしまい
ルイにも迷惑をかけていくこととなる
その後ルイに事情を聞かれ隠し通せなくなり自分の生い立ちから全て話した
それを聞いたルイは彼女自身をより強くしその逆境を乗り越える力を与えようとする
ここ数年彼女と共に暮らしその性格も全てではないが把握してるつもりだった
だから彼女を強くしその親玉を討たせようと考えたのである
そして月日は流れウルターニャとの運命の出会いを果たすことになる…
ノルン
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