────豚平くんの事が好き
桃瀬 豚平
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桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
立花 玲奈
立花 玲奈
桃瀬 豚平
立花 玲奈
桃瀬 豚平
立花 玲奈
桃瀬 豚平
変な沈黙が流れる
俺はワークやシャーペンを片付け始める玲奈をただ見つめているだけ
その時の玲奈の表情は真剣で、 でもどこか玲奈に怯えている俺がいた
そして帰り際に
立花 玲奈
といつもの笑顔でそう言い残して玲奈は教室から出ていった
桃瀬 豚平
俺しかいなくなった教室
まだ俺は理解が追いついていなかった
玲奈が、俺の事.......
"私、豚平くんの事が好き"
やっと理解が追いついてきたとこではっと我に返る
桃瀬 豚平
急に顔が熱くなっていくのがわかる
きっと頬も赤く染っているだろう
女子から告白されたのは初めてだった
まぁ自分から告白したこともないけど。
桃瀬 豚平
誰もいないところで一人ボソボソするのも おかしいため、教室に戻ることにした
理科の先生
桃瀬 豚平
5時間目の授業を受けている時も 全く集中出来なかった
ずっと昼休みにあったことを考えてしまう
最近、授業に集中出来ない日が続いている
流石にそれはヤバいので、黒板の方に目を向けた
理科の先生
急に名前を呼ばれ、体を震わす
理科の先生
桃瀬 豚平
全く聞いていなかった
とりあえず立って、黒板の文字をじっと見つめる
ダメだ、分からない
俺は仕方なく「分かりません」と先生に聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言った
理科の先生
それは先生に聞こえたらしく、「座っていいぞと」言って、他のやつを当てた
同級生
隣の席の奴に声をかけられ、顔をむく
桃瀬 豚平
同級生
桃瀬 豚平
捏島 孝行
鬱島 大
放課後、いつもと同じようにknとut歩いて帰っていた
捏島 孝行
「え、何が?」とutがそれに反応した
捏島 孝行
桃瀬 豚平
捏島 孝行
鬱島 大
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
俺は逃げるようにしてその場を去った
捏島 孝行
桃瀬 豚平
塾の帰りに溜息を漏らす
もう辺りはすっかり暗くなり、家の電気だけが灯っている
塾でもあまりワークを進めることが出来なかった
桃瀬 豚平
高校三年生の受験生で今は勉強に集中しないといけない時期
なのに勉強以外でこんなに気持ちが落ち着かないのは何故だろう
桃瀬 豚平
家に帰ると電気はついておらず、真っ暗だった
確か今日二人とも夜勤だっけ?と思いながら冷蔵庫の中を眺めていた
親二人がいない時は基本自分で夜ご飯を 作っている
でも今日は何も食べる気にはなれず、 カバンを持って2階へ行った
桃瀬 豚平
自分の部屋へ行き、ベッドにそのまま 体を預けた
そしてまた溜息を漏らす
いつもならすぐに勉強に取りかかるが、 今日はやる気が出なかった
桃瀬 豚平
どうしたらいいのだろう
どうするのが正解なんだろう
俺は玲奈が好きというわけでも、嫌いというわけでもない。
俺は玲奈の事をただの委員会仲間として 見ていた
だけど玲奈から見れば俺のことは恋愛対象として見ていたのかもしれない
桃瀬 豚平
考えていくと共に、だんだん眠気が襲ってきた
俺は制服のままベッドの上で寝てしまった
次の日
桃瀬 豚平
俺は風呂に入るために朝5時頃に起きた為 すごく眠たかった
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
utとたわいのない話をしていると
捏島 孝行
knの大きな声が聞こえてきた
桃瀬 豚平
鬱島 大
knの挨拶にはもう慣れた為あまり驚くことはなかった
捏島 孝行
急に話を変えて石ころを蹴りながらknは 言う
桃瀬 豚平
鬱島 大
桃瀬 豚平
俺は笑いながらそう言って学校まで向かった
捏島視点
捏島 孝行
桃瀬 豚平
捏島 孝行
桃瀬 豚平
俺たちは今文化祭に向けて準備をしていた
文化祭まで一週間ほどとなった今、俺には気になることがあった
tnの事だ
昨日の5時間目からtnに対して少しおかしいと感じていた
俺の勘では、玲奈に何か言われたのだろう
今日の昼休みに話してくれるらしいが 俺は我慢できずにtnに尋ねた
捏島 孝行
桃瀬 豚平
捏島 孝行
桃瀬 豚平
捏島 孝行
桃瀬 豚平
tnは少しの間黙ったが、すぐに
桃瀬 豚平
と言ってくれたので俺はtnの後ろについて行った
ついて行くとそこは、男子トイレだった
本当に俺以外に聞かれたくないことが 分かる
捏島 孝行
桃瀬 豚平
少し間があったものの、話してくれるらしい
桃瀬 豚平
と話しかけるtnの顔はとっても赤かった
恥ずかしそうにしながらも、tnは続けてくれた
桃瀬 豚平
捏島 孝行
少し食い気味に投げかける
やっぱり俺の勘は当たっていた
捏島 孝行
桃瀬 豚平
まだtnは恥ずかしそうにしていた
桃瀬 豚平
捏島 孝行
俺的にはやめといた方が良い
でもそれは本当の玲奈を知っている俺だから分かること
tnは何も知らない
頭が良くて優しくて、なんでも出来る玲奈しか知らない
捏島 孝行
捏島 孝行
捏島 孝行
捏島 孝行
桃瀬 豚平
捏島 孝行
捏島 孝行
捏島 孝行
いつになく真剣な表情でknは答える
俺はその言葉の意味に疑問を..........
.....持たなかった
俺はknに対して気になることがあった
それは、玲奈との関わり
knは玲奈と同じ中学校だと前に聞いたことがあった
そして今、knは玲奈に対して何か 嫌な感情を持っていると薄々感じていた
桃瀬 豚平
捏島 孝行
桃瀬 豚平
knなら教えてくれるはずだ
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
捏島 孝行
knは黙った
下唇を噛んで、何か深く考えていると分かった
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
キーンコーンカーンコーン
ホームルームのチャイムがなる
そんなに長く話していたんだな、と思いながらもknに目を向けた
knはまだ下を向いて固まっている
桃瀬 豚平
俺がトイレから出ると、knも後ろから静かに着いてきた
昼休みの屋上
いつもの場所で、いつものメンツで座っていた
桃瀬 豚平
捏島 孝行
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
捏島 孝行
こんなやりとりをしてもknはまだ何も話してくれない
桃瀬 豚平
どうしても知りたいんや
心のもやもやが続いてしまうから
鬱島 大
utもknに呼びかけてくれた
捏島 孝行
捏島 孝行
これ以上黙ってても無駄だと感じた俺は 諦めて話すことにした
捏島 孝行
そう尋ねるとtnとutは何かを覚悟して 頷いた
捏島 孝行
コメント
6件
tu!おまえには、風夏がいるやろ!玲奈に騙されるな!
そーだそーだkn!真実を言っちまえ!
tnだめだよぉぉぉ! 騙されるなぁぁ!