主
主
主
さつき(マッマ)
主
…最近、ちゃばちゃんの様子が変だ。
茶柱
小声で良くわからない物と喋っていたり
れん
茶柱
普段ならあり得ない様な速さで帰ってったり
れん
茶柱
れん
茶柱
変にはぐらかしたり、…
そして僕は、一つの結論に辿り着いた。
れん
れん
今日こそはその真相を突き止めてやる。
そう意気込んだ僕は、 息を殺してちゃばちゃんの後を付けていった。
れん
茶柱
れん
急いで物影に隠れる。
れん
茶柱
茶柱
海まで辿り着いたとこで、 後ろを振り向いてちゃばちゃんが言う。
れん
茶柱
茶柱
つけていたのが僕だとは思って無かったみたい。 ちゃばちゃんは驚いて固まっている。
れん
茶柱
茶柱
れん
僕がそう言いかけた時、 知らない声がその場に響いた。
「灯籠の導きに従いなさい」
「良く来た、客人。」
れん
れん
茶柱
茶柱
茶柱
混乱して情報が纏まらない。
瞬間、目の前であり得ない光景を目にする。
れん
茶柱
「客人は客人だ。」
変な声、急に現れた鳥居、海の上で舞う金魚、そして、なぜか僕の前で浮いている灯籠。
れん
声が震えてしまう。神だとかなんだとか、 意味わかんない。
茶柱
茶柱
ちゃばちゃんは僕の手を取り、 鳥居の中へと連れて行く。
れん
遠くからやまびこが聞こえる気がした。
れん
れん
茶柱
ちゃばちゃんは複雑そうな顔で 僕に笑ってみせた。
その時、僕の知らない少女が一人、この空間に訪れる。
朱。
朱。
朱。
茶柱
朱。
朱。
やまびこが帰って来るぐらいの大声。 あれ、デジャヴ…???
ーーーーーーーーーーーーーーーー
茶柱
れん
れん
れん
れん
茶柱
朱。
嘘、本当はある。
誰にも言えない悩み。…でも、 神頼みでなんとかなる話じゃー…
茶柱
れん
茶柱
朱。
そんなこんなで鳥居の前まで来てしまって
れん
これも縁だな、って 小さく呟いて5円玉を投げ入れた。
手を叩いて静かに祈る。
れん
そう言って振り返ると、そこには少し悔しそうな顔した2人がいて、もしかしてー…と思った所に厳かな声が響く。
「…そうか。」
れん
「そう、妾こそが、灯紋明神の名を持つ神である。」
と、堂々たる自己紹介。
「お主の望みを受け入れる。」
「解決してやろう」
「コイツらが。」
茶柱
朱。
茶柱
あ、。さっきの"もしかして" 当たってたかも。
れん
茶柱
聞かれてた、?それとも見られた? 心の声を?祈った内容を?
れん
急いで走る。逃げて、逃げて、逃げて。
茶柱
失望された?嫌われた? こんな事を思っていた僕を
怖い。怖いよ、。僕は、 …こんなのを望んでたわけじゃないのに。
れん
歩きながら息を整える。 全速力で走ったからか疲れた。
れん
れん
丁度そこにあったベンチに腰掛ける。
れん
れん
自分の口から伝えたかった。 伝える勇気が欲しかった。
どんな事をされても、言われても、 いつも元気に振る舞ってるけど
僕にも辛い時はある、って、 泣きたい時もある、って
でも、僕は元気でいなきゃいけないから。 泣けなくて、辛くて、って
れん
れん
"友達"って、
難しいな。
茶柱
よく通るちゃばちゃんの叫ぶ声。
れん
茶柱
れん
茶柱
息を切らしたちゃばちゃんが、 文句をたれながら僕に近づく。
れん
追いかけて来てくれたのになんでこんな事言っちゃうんだろ。
最低だなと、自分でも思うけど 今はもうそれすらどうでもいい。
茶柱
れん
茶柱
れん
ー…????
主
主
さつき(マッマ)
主
さつき(マッマ)
主
コメント
2件
うおぉー!!!俺が、、、!俺が!ちゃばちゃんの物語に出演(?)してる!!!素直に嬉しい!!続き行ってきやす🤓