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櫻子
私は勢いよく鉢を下に置き、尻餅をついた。
朝日
朝日はなんとも思ってないような顔でせっせと土を入れていった。
櫻子
その言葉を聞いて朝日は一瞬考えてからニヤッと不適な笑みを浮かべた。
朝日
櫻子
私が無表情になると朝日は笑いながらごめんごめんと言いながらタネの袋を開けた。
朝日
少し寂しそうな顔をして朝日はタネを取り出した。
朝日
櫻子
朝日
朝日は少しおどけたような態度で笑っていた。
朝日
そう言いながら彼女は能天気にヘラっと笑った。そんなふうに笑う彼女を見て私はふと思った。 彼女は今、死が怖くないのだろうか。
櫻子
強がって声を出したはずなのに声が震えてしまった。 私はまだ櫻子の死を受け入れてきれていないんだ。私はなんて弱いんだろう。 朝日はしばらく俯いていた。数秒、答えを待っていると意外な答えが返ってきた。
朝日
私は目を見開いた。 声が出なかった。そしたら朝日は言葉を続けた。
朝日
櫻子
私はいつのまにか声が出ていた。私の偽りのない正直な気持ちだった。
朝日
彼女は少し泣きそうな、笑っているような複雑な顔をしていた。
朝日
この人はなんて弱くて強いのだろう。 そして私はなんて弱いのだろう。 その言葉を聞いた瞬間、私の枯れたはずの涙が溢れて出てきた。 そんな私を見て朝日は静かに言った。
朝日
あの時食べたアイスは私の涙のせいで少ししょっぱくなっていたのを覚えている。
コメント
7件
泣いてください
やっば、、、泣けてくる、、