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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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みめる

皆さん、おはこんばんにちは

みめる

最近投稿できなくてごめんなさい。

みめる

提出物が多すぎて夏休み前半に終わりそうにないです…

みめる

そしてもうひとつ

みめる

ネタ切れです。

みめる

ネタ提供お願いしますm(_ _)m

みめる

さて、今回は

みめる

ころんくんメインで書かせてもらいます

みめる

それでは…

ころん

…ケホ…ケホ

ころん

…ん、朝…か

見てわかる通り僕は入院している。

なんでか…って?

それは、僕が

「睡眠呼吸停止症候群」

っていう病気だから。

「睡眠呼吸停止症候群」ってのは

寝ると呼吸が止まってしまう病。

だから寝る時は呼吸器を使って

ある意味死の眠りを感じながら眠らなければならない病気。

強い死の恐怖を感じた際に発症するらしい。

僕は毎日死の恐怖を味わってる。

だって…

昔…大好きだった両親が病気で亡くなってしまってから

毎日が怖くてたまらない。

それに…同じ部屋の子も、

どんどん亡くなっていく…

そうすると…僕は押しつぶされそうな気分…

ころん

……

???

よっ、おはよ。

ころん

あ、おはよう…

ころん

さとみくん。

さとみ

…やっぱ、寂しいな。

ころん

…うん。

ちょっと前までここには「なーくん」っていう1つ上の子がいた。

なーくんはガンを持っていて

でも、僕達のことを笑顔にさせてくれた。

…亡くなっちゃったけどね。

看護師

ころんくん、さとみくん、朝食ですよ。

ころん

あ、はーい

さとみ

ありがとうございます。

看護師

今日の体調はどう?

さとみ

最近は全然元気で、ゲームも勉強も楽しくできるようになりました!

看護師

そう、よかった。

看護師

ころんくんは?

ころん

…体調面的には大丈夫です。

ころん

でも、

ころん

…やっぱり、死ぬのは怖いですね。

ころん

いつ僕が死んじゃうんだろう…とかよく思っちゃいます。

看護師

そう、でも大丈夫よ!

看護師

私達がその不安を無くしてあげるからね。

ころん

…ありがとうございます。

看護師

じゃあ、30分後にまた来ますね。

さとみ

……ころん

ころん

ん?なぁに?

さとみ

…俺より先には死ぬなよ。

ころん

…え?

さとみ

俺は多分治るから…ころんも治せよ。

さとみ

約束な。

ころん

…う、うん。

良かった…さとみくん、治るんだ。

さとみ

いただきます。

ころん

いただきまーす

ころん

ご馳走様

さとみ

飽きたなぁ

さとみ

……ご馳走様でした。

ころん

…確かに飽きた。

さとみ

ころん、お前退院したら何食いたい?

ころん

…なんだろ、僕、もう入院して10年くらい経つからあんまり覚えてないんだよねぇ

さとみ

ふーん

さとみ

ま、俺も5年経つからな。

さとみ

覚えてないなぁ

ころん

…強いて言うなら家族の手料理。

ころん

母さんでも父さんでも…おばあちゃんでもおじいちゃんでもいい。

ころん

…また、食べたいなぁ。

さとみ

…ふーん

さとみ

俺は…なんだろ。

さとみ

やっぱり俺も家族の手料理。

そういや、さとみくんの家族…

お見舞い来たことないような…

ころん

さとみくん

さとみ

ん、なんだ?

ころん

その…

ガラガラ

看護師

失礼します。

ころん

……

看護師

食器を取りに来ました。

看護師

…それじゃ、何かあったら呼んでね。

ガラガラ…

さとみ

で、さっきの何?

ころん

あ、えっと…

ころん

さとみくんの家族、お見舞い…来ないの?

さとみ

……あー

さとみ

俺ん家、こっから新幹線で1時間くらいでさ、

さとみ

両親も仕事で忙しいし、じいちゃんとかも体調悪いらしい。

さとみ

だからここには来れないんだよ。

ころん

そうなんだ。

さとみ

それよりさ、ゲームしよ!

ころん

…う、うん

聞いて…来ないんだ。

ガラガラ

…あれ、今日は近くにいないんだ。

さとみ

…いる?

ころん

ううん、いない。

さとみ

珍しいなぁ

ころん

そうだね。

看護師

あら、今日も屋上に行くの?

ころん

あ、いた。

さとみ

行ってきマース

看護師

はい、気をつけてね!

ころん

はーい

さとみ

…しょっと

ころん

大丈夫?

さとみ

お、おう!

さとみくんは最近、歩けるようになってきた。

ちょっと前からリハビリを初めて。

長距離を歩けるようになってきた。

僕は脈拍を測る機械をつけていれば何処に行っても大丈夫になっている。

だから最近は一緒に屋上に行く。

さとみ

ん、んー

さとみ

今日は涼しいなー

ころん

ねー

ころん

夏にしては涼しくていいね〜

ジェル

お、今日も来た!

ころん

ジェルくん!

ジェルくんは屋上で知り合った

僕達の2つ上の高3

勉強も教えてくれて…

頼りになるお兄さん

ジェル

さとみ~リハビリどうや?

さとみ

しんどいけど出来たら楽しい!

ジェル

ふーん

なんか…いつもと違う気が…

ころん

何か…あった?

ジェル

…え?

ジェル

何もないけど…?

…嘘、だよね。

ころん

ほんとに…?

ころん

いつもと違うよ…?

さとみ

確かに、なんか違う。

ジェル

…実は、手術する事になって。

ジェル

えっと……

ジェル

……っ

ジェル

成功率が…ほぼゼロに近いやつ…

さとみ

…そっか。

ジェル

だから…最後にここに来た。

ジェル

もう、ここに来ることが出来へんと思うし。

ころん

……

ジェルくん…

さとみくんは…もうすぐ退院して

ジェルくんもいなくなったら…

僕、1人になっちゃうよ。

ころん

…ジェル…くん

ジェル

…どうした?

ころん

死んじゃ…いや。

ジェル

…俺、生きたいし、2人と離れるのもいや。

さとみ

……

さとみ

俺だって…離れたくない。

ジェル

…無理な事やけど言っていい?

ころん

…うん!

ジェル

俺がもし死んだら、ついて来てくれる…?

ジェル

…ごめんなっ

ジェル

やっぱ、冗談で…

ころん

いいよ。

ジェル

…え?

ころん

僕、ジェルくんが死んだら余計病気を悪化しそうだし…

ころん

寝てる時は…死んでるし…ね。

ころん

それに…僕はいつ治るかも分からないし。

ころん

それなら、一緒に逝った方が寂しくないよ。

ジェル

……っ

さとみ

…なら俺も逝く!!

ころん

えっ?

ころん

さとみくんは…もうすぐ治るんでしょ?

ころん

無理しなくても…

さとみ

無理してない。

さとみ

さっきも言ったけど、

さとみ

俺は2人と離れるのは嫌。

さとみ

絶対に嫌だ。

ジェル

…っ

さとみ

…泣くなよ。

さとみ

…それじゃ、俺はついて行くってことで!

ころん

ニコニコ

ジェル

…ごめんな、ありがとう。

ジェル

夜…頑張ってくるな。

ころん

うん…頑張ってね。

さとみ

…生きろよ。

ジェル

おう!

ジェル

…それじゃ、

さとみ

ころん、起きてる?

ころん

…うん

さとみ

ジェル…生きるよな。

ころん

…どうだろ

僕的には…ジェルくんにどうなって欲しいんだろ。

元気に学校生活して欲しい。

家族や友達と仲良く遊んで欲しい。

…でも

僕に希望をくれたんだ。

あの時、遠回しだけど

『一緒に死のう』

って。

言ってくれたんだ。

僕は…ジェルくんが生き残ったって

きっと…死ぬんだ。

もう、死に恐怖なんて感じない。

いつ死んだっていい。

さとみ

……怖いな、

ころん

…さとみくんは、死ぬのいや?

さとみ

……やっぱ、嫌だなぁ

さとみ

せっかく…治りそうなのに。

さとみ

…でもさ、2人がいるから。

さとみ

2人と離れるのもいや。

さとみ

だから…一緒に逝こうって思った。

さとみ

それに…なーくんもいるし

さとみ

また…話したい。

ころん

そっか。

ころん

でも、ジェルくんはきっと大丈夫だよ。

さとみ

だよな。

さとみ

あいつ、強いもんな。

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

早朝

さとみ

ジェル、逝っちまったな!

ころん

そうだね!

さとみ

……ふぅ

さとみ

ジェルーーーー!!

さとみ

今そっちに逝くぞーーー!!

ころん

なーくんも待っててーーー!!

ころん

それじゃ、行こっか。

さとみ

だな。

(手を繋ぐ)

「せーのっ!!」

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コメント

4

ユーザー

あの、これの続編みたいな感じでさところが空へ逝ったあとの話とかってかけますかね

ユーザー
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