コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
3月28日、水曜日
街には淡い光が差し込み、穏やかな風が吹いていた
公園前に停まった大型バスを見つめながら、美玖は数週間前のことをふと思い返していた
──それは、まだ肌寒さが残る時期
夕食の後片付けをしていた時だった
古寺 優雅
優雅が美玖に封筒を差し出す
古寺 美玖
古寺 優雅
古寺 優雅
美玖は封筒を受け取り、中身を取り出す
そこにはしっかりとした素材の紙が4枚
『ダンジョンホテルCHIBANA 招待券』
古寺 美玖
古寺 美玖
古寺 優雅
古寺 美玖
古寺 美玖
古寺 優雅
古寺 美玖
古寺 優雅
大人達が話していると、子供達はとある単語に意識を奪われていた
古寺 将風
古寺 凛空
古寺 凛空
古寺 将風
古寺 将風
古寺 凛空
古寺 美玖
古寺 凛空
古寺 優雅
古寺 優雅
古寺 美玖
そこから家族全員で少しずつ旅行の準備を進め、楽しみを重ねてきた
──そして今日
ついに、交流会へ出発する日が来たのだ
Ep.40 いざ、ダンジョンホテル?!
運転手
四宮 アスカ
四宮 祐希
四宮 抱羅來
毎年行われている恒例の行事とはいえ、“ダンジョンホテル”は初めての会場
古寺家だけでなく、四宮家・目慈悲家・松澤家・祥氷家・吹雨希家……
おなじみの仲間たちも次々とバスへ乗り込んでいく
松澤 絋
松澤 絋
松澤 美結
松澤 絋
他の人達も続々バスへ入っていき、古寺家の面々も順番を迎える
美玖は胸を弾ませながら、荷物を抱えた将風と凛空の背中をそっと押した
古寺 美玖
古寺 凛空
古寺 将風
運転手
運転手
バスがゆっくりと走り出し、子どもたちの弾む声がすぐに車内いっぱいへ広がる
古寺 凛空
凛空が前の席から身を乗り出し、目を輝かせる
古寺 美玖
古寺 美玖
美玖の隣では、将風が膝に地図を広げている
古寺 将風
古寺 美玖
美玖は地図に指を差す
古寺 美玖
古寺 将風
古寺 凛空
古寺 優雅
古寺 美玖
古寺 将風
美玖達家族が話している近くでは、他の親子も会話を楽しんでいる
四宮 祐希
四宮 桜
四宮 アスカ
松澤 絋
松澤 絋
松澤 彰杜
そんな会話を聞き、優雅がフッと笑う
古寺 優雅
古寺 美玖
優雅は美玖の顔を見ながら尋ねる
古寺 優雅
その質問に美玖は少し驚きながら、笑顔で答える
古寺 美玖
古寺 美玖
古寺 美玖
古寺 優雅
優雅は少し照れくさそうに視線を外し、窓の外を見つめた
未だ収まらない子供達の歓声を聞きながら、ポツリと呟く
古寺 優雅
古寺 美玖
笑い合う二人を挟むように、凛空と将風はドキドキを分かち合っていた
古寺 凛空
古寺 凛空
古寺 将風
バスはそのまま、賑やかなまま、春の陽だまりをゆっくり進んでいった
バスがゆるやかに減速し、大きな建物の前で止まった瞬間──
四宮 祐希
祐希の叫びが、誰より早く車内に響いた
続けて絋が窓に張り付き、叫びながら跳ねる
松澤 絋
松澤 絋
凛空は目を丸くし、将風はぽかんと口を開けたまま固まっていた
古寺 凛空
古寺 将風
ホテルの名は 『ダンジョンホテルCHIBANA』
外観はまるで巨大な遺跡のようで、玄関の両側には石造りのドラゴン像が翼を広げている
美玖も思わず息をのんだ
古寺 美玖
古寺 優雅
隣で優雅も、ただただ建物を見上げていた
祥氷 菜乃羽
菜乃羽が肩をすくめた
一斉に外へ飛び出した子どもたちは、巨大な柱や壁の彫刻を指差して大騒ぎ
松澤 絋
四宮 祐希
古寺 凛空
古寺 将風
まるで遊園地に着いた子どもたちのテンションだ
アスカは怯える桜の手を握り、苦笑いしながらなだめる
四宮 アスカ
柑夏はドラゴン像の足を撫でて楽しそうにしている
目慈悲 柑夏
目慈悲 柑夏
絋は友紀と美結の手を両方つなぎ、引っ張りながら誘導
松澤 絋
松澤 美結
松澤 友紀
そして──
祥氷 菜乃羽
菜乃羽が声を張ると、蒼が赤ん坊のるるを抱いたまま優しく補足する
祥氷 蒼
その言葉に、大人達はホッと息をつく
古寺 優雅
古寺 凛空
古寺 美玖
蒼と菜乃羽の指示に従い、それぞれチェックインをする
自動ドアが開くと、まるで別世界に足を踏み入れたようだった
広いロビーには、暖色のランプがぽつぽつと灯り、天井には大きな地図が描かれている
柱は古代神殿のように装飾され、壁には「モンスター討伐ランキング」らしき額縁まで掛けられていた
古寺 美玖
美玖がぽそりと呟くほどの“冒険ギルド”感だ
ロビー中央には受付カウンターがあり──
その奥から、女性スタッフがにこやかに頭を下げた
ただ、やはり服装もホテルらしくはなく、ギルド職員のようだった
受付
受付
四宮 祐希
松澤 絋
スタッフは微笑んだまま、まるで物語の案内人のように続ける
受付
松澤 美結
首を傾げる美結達の背後から菜乃羽が受付に近づく
祥氷 菜乃羽
菜乃羽は慣れたように招待券を差し出す
女性スタッフはそれを受け取ると
受付
受付
スタッフはニコッと笑うと奥へ戻っていく
するとアスカが声を発す
四宮 アスカ
祥氷 菜乃羽
四宮 祐希
祥氷 菜乃羽
松澤 絋
話をしていると、スタッフがカードと鍵を持って戻ってくる
受付
受付
四宮 祐希
古寺 凛空
受付
受付
松澤 美結
祥氷 菜乃羽
古寺 優雅
スタッフから各家族の大人が鍵を受け取る
受付
スタッフはにこやかにお辞儀をし、美玖達は指定された部屋へと向かう