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第6話「消えない笑顔」
夜・美術室 （外は雨。静かな滴の音がガラスを打つ） （日向は机の上に置かれたスケッチブックを見つめている）
日向
日向
（けれど、涙は止まらない）
（蘭がそっと入ってくる）
蘭
日向
蘭
日向
（蘭がスケッチブックを開く）
（中には、“笑う日向”が微かにこちらを見ている）
蘭
日向
蘭
蘭
蘭
（日向が蘭の方を見る。涙をこらえる）
日向
日向
蘭
蘭
蘭
（蘭がスケッチブックを抱きしめ、ページを開いたまま日向の手を取る）
日向
（絵の中の世界が、光り始める）
蘭
蘭
日向
蘭
（光が二人を包む。雨の音が遠のいていく）
——数日後・教室 （真白と結衣が並んで席に座っている）
真白
結衣
（真白が机の上のスケッチブックを開く）
真白
（そこには、笑い合う蘭と日向が描かれていた）
（まるで、その瞬間を永遠に閉じ込めたように）
結衣
結衣
（風がページをめくる。笑顔の二人が、夕陽の中に溶けていく）
**- 終章 -** 「冷静に、幸せって……こんなに温かいんだね」 ー日向
🩵タイトル：「スケッチブックに恋をした」完結🩵 ジャンル：恋愛 × GL × ファンタジー × 切ない愛
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