もうちょっとまってて

あてんしょん 大人組(ないふ→あにき) 学パロ 死ネタ 駄文 人物の行動、場面、全てがジェットコースター

もうちょっとまってて！

そんな声が聞こえる

このやり取りをするのは何回目だろう

寝坊助な彼のためにこうやって迎えに来るのも慣れてきた

今日は道を真っ白な雪が埋めている

俺たちは雑談をしながら学校へと足をすすめる

横目で彼を見てみると、 寒さで赤くなった頬や耳が降っている白に以上に映えて思わず息を飲んだ

何も言わず見つめる俺を不審に思ったのか疑問を投げかけられる

そんな会話を交わしながら俺たちは学校へ向かった

暖房がついておらず、まだ凍るように寒い教室に入り、仕事のため早くから学校に居たピンク、ないこと挨拶を交わす

2人とは席の離れている俺は別れを告げ席に戻る

最近○○がずっとこちらを見てくる

こちらじゃなくてあにきかもしれないけど

少しの嫌な予感を抱きながら一日を過ごした

先生さえも数人しか残っていないこの時間

俺たちは近頃開催される文化祭の準備をしている

まろは時々ばぶになるが、しっかりやってくれている

あにきも嫌な顔ひとつせず仕事をしてくれる

そんなことを思いながら俺も仕事を続けた

仕事が一区切りついた俺はトイレに行こうと教室を後にした

そう言って自分に鞭を打っていると

ｶﾞﾀｯ

という音が聞こえた

そう思っていると

ｸﾞｻ

体にはナイフが刺さっていた

図星、か…

上手く出せない声を振り絞る

俺は意識を手放した

後ろの彼と、教室に残っているであろう彼に思いを寄せながら

今までもこれからも愛してるよ、2人とも

そう言ってないこはこちらを見て力尽きたように倒れた

嫌な予感がするとまろと言い合い、心配で見に来たが

まさかこんなことがおこるなんてな

嫌いだ、心底嫌いだ

こいつも、俺たちを置いていったないこも、こんな状況なのに酷く冷静な俺も

こちらに気づいたらしい○○が口をパクパクさせている

俺は殴った

今までで1番強く

腹に刺さっているナイフには目もくれず

俺が初めて好きになった2人に想いを寄せながら俺は意識を手放した

今までもこれからも愛してるで、2人とも

寝ているかのように倒れている2人をそっと撫でる

あまりにも遅すぎる彼らが心配で見に行った

そこには倒れている3つの体があった

俺はすぐにわかった、"これは○○がやったんだ"と

その瞬間、憎悪や後悔やら様々な、どす黒い感情が吹き出してきた

それからの行動は早かった

すぐに○○をぐちゃぐちゃにした

原型が残らないほどに

そしてどこか寂しそうな、幸せそうな彼らをこちらに引き寄せた

もうちょっとまってて