テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
5件
BADと書いてあった瞬間にこれでもない速さで手が動いてた
あ、こうゆうのめっちゃ好き
ばしゃっ。
ln
il
ln
俺の兄様は極悪非道だ。
今のように俺を呼び出しては、
漫画でしか見ないようないじめをしてくる。
幼稚なようで幼稚じゃない。
結構死にかけることもあったし。
il
どかっ!!!
ln
こうやって殴られることも多い。
俺の体は痣だらけ。
ほんと、俺の気も知らないで呑気なやつだよな。
il
il
ln
とまぁ、酷い家庭に生まれたものだ。
兄とは腹違いの兄弟なものの、
一応家族という立場である以上は関わりを持つけど、
それ以外は何も関与しない。
学校の下校ぐらいだな。
...あーあ、早くこの時間が終わればいいのに。
ln
<どういうことですかッッ゛!!?
ln
il
il
父
il
父
il
ln
兄の顔には火傷痕がある。
左の顔半分、ほとんどを覆うように火傷の痕が広がってる。
加えて左目は、色が抜けて白色。
そりゃそんな顔、国の顔にしたくないよな。
父
父
il
ln
兄も父に弱い所を見ると、
やはり人間なのだと自覚する。
しかし不思議だな。
第二王子とはいえ、養子の俺を後継者にするなんて、...
ありがとうございましたー。
ln
sch
ln
sch
ln
先生
先生
ln
あの人、俺を置いてったの?
いつも周りからの見え方気にして、一緒に帰るのに...
...まぁいっか。
どうせ今待っていても来ないってことは確か。
さっさと帰るか...
......ん、
ln
なんで校舎裏から人が...?
...気にするだけ無駄、か...
父
ln
父
ln
今日は不思議だな...
明日になって帰ってなかったら、
兄のクラスメイトにでも聞いてみよう。
そう考えながら部屋に入った。
ln
nt
ks
ln
nt
ks
ln
ks
ln
nt
nt
ks
ks
nt
ln
nt
nt
ln
...あ、昨日の校舎裏から出てきてた人。
窓から見ただけだけど、赤色の髪だった。
ln
ks
ks
ln
あ、兄は多分人とよく関わる方だし、
俺が陰気臭いって話かな?
ks
nt
ks
ln
俺の兄像と全然違う...
nt
ks
ks
ln
...とりあえず、
校舎裏に行ってみるか...
ln
ln
ln
ln
ln
ln
ln
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
体育座りで倉庫裏に座っていた兄は、
「醜いだろ」と言って、黙りこくったまま静止した。
帰ろう、と腕を引っ張ってみると、
力なく立ち上がって、
それからまた引っ張ってみると、
歩いて着いてきてくれた。
まるで自我のない、AIのような存在に思えて、
少し、気味が悪かった。
ln
il
父
il
ln
行っちゃった...
...あの人、びっしょびしょのままじゃん!!?
風邪引くだろ。
...どうでもいいか。
風邪引いてる間は虐められもしないわけだし。
父
il
父
父
父
父
il
父
父
父
il
テストで悪い点を取ると、いつもお仕置がある。
電気椅子、木馬、全身拘束、etc...
今回は電気椅子みたいだ。
......嫌だと思ったところで、
百点を取らなかった自分が悪いのだから、
もうどうとも思わない。
......これは、“悪役”への処罰なんだ。
父
びりびりびりッッ゛!!! ( 電気
il
il
......、、痛い。
...、、普通ならきっと、
父様が助けてくれるんだよね、...
びりびりびりッッ゛!!!ばちばちッッ!!゛
il
il
ごめんなさい、馬鹿でごめんなさい。
出来損ないの無能で、ごめんなさい...
...ゆるして、ください......
半日後
il
びりびりっ、ばちばちッッ!!
il
父
父
il
il
手足が痺れて動かない、...
胃がぐるぐるしてる、気持ち悪い...
......あるけない、
il
...ここで寝ちゃっても、いいよな......
ln
父
ln
最近の兄はなにかおかしい。
あまり姿を見せないし、
部屋はがらんとしていて気配がない。
...虐められないのは楽だけど、
それで姿を消されるのとは話が違う。
...何か、怪我とかしてなきゃいいけど。
ln
il
nt
il
nt
ks
ln
ks
nt
nt
nt
ks
ln
ln
ks
ln
il
ln
il
il
il
ln
il
ln
ln
il
ln
ln
il
ln
まただ。またAIみたいだ。
今日は少しおぼつかない足取り。
引っ張ってないと転けるな、多分。
ln
il
ln
潜っちゃった...
ln
ln
父様が来てる...
お見舞いかな、
兄は...起きてるじゃん!?
え、大丈夫かな...?
父
il
父
ばちんっ!!!
il
ln
父様が...ぶった、?
そんなわけない、あんなに優しい父様が...
人のこと、ぶつわけない...ッ
父
父
il
ln
父
ln
ln
父
ln
il
ln
ln
il
ln
il
ln
il
ln
なにか厚くて壊せない壁があるようで、
兄は俺に何も教えてくれなかった。
俺より華奢で小柄で細身体質の兄が、
なにか重いものに耐えているんじゃないかって思ったら、
そのまま潰されてしまうんじゃないかって。
今さら心配する義理もないけど、
これは兄弟としてじゃなくて人として、
この人を放っておけない。
ln
ln
父
ln
父
ln
父
父
ln
父
ln
父
ln
亡くなってる...?
そんなの、ニュースでも聞いてなかったぞ?
どうして、
父
父
ln
「どれだけ迷惑をかけるんだ」って、多分...
父様の最愛の母様の死んだ理由が、
兄だったからか...
父
父
父
ln
父
父
父
父
父
父
父
ln
あの目、見えてなかったんだ...
兄には俺の知らない一面がたくさんあって、
そのどれもがきっと、兄の見せたくない弱さで。
ln
ln
ln
il
ln
il
ln
il
il
ln
il
il
il
ln
ln
il
ln
il
ln
il
il
il
ln
びりびり?比喩表現?
...、雷、?...電気か、
てか百点取らなきゃ、って...
ほんとに、何に追われてるんだか...
ln
il
il
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
俺の服を必死に握る兄の力は酷く弱くて、
きっと一生懸命なんだろうけど、
それが上手く伝わらないほど、力が比例していない。
...殴る力は強かったんだけどな。
それに、軽い。
俺と同い年だから、生きてる年数も変わらないのに、
兄は俺より五年も七年も長く生きていそうで、
酷く疲れている。
...どうにか、助けられないだろうか。
nt
ks
ln
nt
ks
nt
ks
nt
nt
nt
ks
nt
ln
nt
nt
nt
ks
ks
ks
ks
ks
ks
ln
腕に噛み跡...全身に縄の跡?
ますます謎だ、...
......ずきっ、
ln
犬
ln
il
犬
il
ln
il
il
ln
明らかに兄の腕からは血が流れているのに、
大丈夫だと言って、犬を追い払ってくれた。
そうだ、こんなこと、昔に何回もあった。
その度に兄は、右腕で噛みつきを受けていたような気がする。
歳を重ねて忘れていた。
...兄は、こんなにも優しかったじゃないか。
ln
il
ln
il
il
ln
il
ln
il
il
ln
その言葉は、兄にも向けられていると思っていた。
けれどその時、治療を受けたのは確か俺だけで、
兄の腕には乱雑に巻かれた包帯があった。
痛くないの?といくら聞いても、
「俺は強いから何も痛くないんだ!」と、ニコニコ笑っていた。
当時の幼い俺に、
その言葉の真意は気付けなかった。
nt
ks
ln
nt
ln
ln
ks
ks
ln
ごめん、ごめんなさい。
俺は兄のことを理解しようともせずに、
ずっと逃げていたんだ。
虐められているなら突き放していいだなんて、
虐められているから助けなくてもいいだなんて、
こんな腐った考え方、
すぐに捨てるべきだった。
すぐに帰らないと、
いつ父様がしでかすか分からないんだから。
ln
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
ln
il
ln
全身に切り刻まれたような跡...
このままじゃ失血しちゃう。
ln
il
ln
il
ln
il
ln
ln
ln
il
ln
il
ln
ln
il
兄が言うには、
ちゃんと言われた通りにベッドで寝ていたところ、
父様が押しかけてきて、
暴言を吐かれながらナイフで全身を切られたらしい。
もちろん熱のある兄は抵抗すらままならず、
されるがままだったようだ。
ln
il
il
ln
il
ln
il
ln
il
ln
ln
ln
il
ln
il
ln
ln
ln
ln
il
ln
ln
ln
il
ln
il
父
父
父
父
父
父
父
父
il
俺が苦しめばらんが幸せになれる...
俺さえ我慢していれば、
世界が不幸になんてならないんだ...
俺はいらない子、
いつ死んだって、誰にも迷惑じゃないんだから...
il
mk
il
mk
il
il
il
mk
mk
il
mk
il
mk
mk
il
mk
il
mk
mk
il
mk
mk
mk
mk
il
mk
mk
il
mk
mk
il
il
ごめん、ごめんな...
俺がもっとひとりで何とかできていたら、
みことが誰かを庇う必要も、
母様が俺を守る必要もなかったのに。
ln
il
ln
il
ln
今は二人で買い物してるんだけど、
会話も何も弾まずに終わりそう。
えー...どうしよ。
ぶぉぉ...ん、 ( 車
il
ln
il
ln
il
ln
ききーーーっっ!!!
どんっ!!!
il
市民
市民
ln
il
il
市民
市民
il
ごめん、ごめんなさぃ...
俺のせいで、らんが...
ks
市民
ks
il
ks
ごめん、なさぃ...
俺のせいで沢山不幸にさせる、
俺のせいで沢山幸せが壊れちゃう...
死んじゃえばいいのに。
俺が、車に轢かれたら良かったのに。
なんで、...
il
ks
il
父
il
ks
il
ln
il
ks
父
ks
il
ks
il
il
ks
il
ks
ks
il
ks
ks
ks
ks
ks
ks
ks
il
ks
il
王位継承の儀式も近いのに、
らんが昏睡...?
...また、怒られる...ッ?
il
ks
il
il
ks
ks
il
il
ks
まるで子供のように眠る彼を見ていた。
綺麗で幼い顔立ち、
小柄で華奢な体。手も一回り小さい。
肌はすべすべしてて、頬はもちもちしてる。
il
ks
il
ks
それは大人になりきらなかった子供のようで、
固い殻に覆われた孤独の裏返しのようで。
まだ童心を捨てきれていないのか、
童心を満たされるほど愛されてこなかったのか。
彼のほとんどが謎のまま。
ただ王族に生まれられるだけで、恵まれた人生なのだと思っていた。
違ったんだね、いるまくん。
ks
...こさめが守ってあげなくちゃ。
父
父
父
il
父
il
つまり俺は、ただのお飾りの王様...
所詮、らんが起きるまでの代わりなんだから、...
sch
il
sch
...早く起きてよ、らん。
俺もう疲れた、疲れたんだよ。
俺なんかがこんなこと言っていいわけないけど、
それでも、疲れたよ。
楽に、なりたかったな...
BAD END|
BAD E|
BA|
To Be Continued ?
▶ ︎yes ▶ no