晴人
いってて…

晴人
まだ痛むな…

見た目はロリでもやはり凄く強かった
体の傷がそれを物語っていた
零
少し休みなさいな

晴人
いえ……僕にはまだ…

リリイ
晴人!!

晴人
うわ、びっくりした…

零
朝っぱらからなんの用よ…

リリイ
ちょっと!昨日美咲が連れてきたあの吸血鬼なんなのよ?

晴人
まぁまぁいいじゃん

晴人
館には沢山部屋があるだろ?

リリイ
そうだけど…

イリーナはリリイの館に住まわせる事にした。広いし、あそこには色んな種族が住んでるから「大切」な何かがみつかると思ったからだ。
晴人
ここは狭いし…

零
それに、あの吸血鬼晴人の血を飲みたいって駄々こねるのよ

零
面倒だから押し付

零
任せたのよ

リリイ
今押し付けたって言おうとしたでしょ!

リリイ
全く…

リリイ
でもまぁ、私としては家族が1人増えて嬉しくなくもないわ

晴人
謎のツンデレ…

リリイ
はぁ?

零
見た目はこうでもしっかりとした主の器があるわね

リリイ
当然よ。私は悪魔の中でもトップの階級なのだから

晴人
わー凄いー

リリイ
私の事はどうでもいいのよ

リリイ
それより、貴方怪我し過ぎじゃない?

零
過信してた己を恨むのね

晴人
すみません…

リリイ
仕方ないわね、私が治してあげるわ

晴人
え?いやそれは

零
止めなさい

リリイ
いたっ!!

零
あんたの治癒の仕方きついのよ

そう、リリイが治癒をする時、何故か唇から治癒力を流してくるのだ
晴人
僕のファーストキスがリリイっていうのは中々のトラウマだよ…

リリイ
あら、それはとても光栄ね

零
2度目は無いからね

リリイ
ふふ、何?ヤキモt

晴人
…れ…零さん…

零
何かしら?

晴人
アレ、大丈夫なんですか…?

零
大丈夫よ、ロリでも悪魔よ

晴人
さ…さいですか
