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秋斗
許さない。
こいつらは、こんな時にまで命乞いをして、お互いを貶しあってる。
クズだ。
死ねばいい。
秋斗
一弥
秋斗
雅也
ァァァァアアアアア
ドスドスドスドス
化け物は二人の距離と、30メートルもないだろう。
死に様を見るのは、もうすぐだ。
一弥
雅也
アアアアアアアアア
ドスドスドスドス
化け物は、雅也先輩に食らいつこうとしている。
雅也
その長い牙が、勢いをつけて体に食い込む。
雅也
かと思った、その瞬間。
一弥
アアアアアアアアア
一弥先輩は近くにあった廃材を、化け物めがけて振り回した。
見事に命中して、化け物は歓喜の声ではなく、苦しみ叫んでいるようだ。
何が起こったのかわからない様子の雅也先輩の手を引いて逃げようとする。
しかし、雅也先輩は腰が抜けていた。
一弥
雅也
一弥
一弥
一弥
雅也
どうやら再起不能のようだ。
一弥
一弥先輩は駆け出す。
その足を雅也先輩が掴んだ。
一弥
雅也
雅也
一弥
一弥先輩が化け物の方を見ると。
コロス
女の顔は間近にあり、ただ一言そう言った。
一弥
アアアアアアアア
化け物は一弥先輩の肩口を噛みちぎった。
一弥
血飛沫が飛び交う。
尚も、化け物は一弥先輩の体を引きちぎる。
一弥
一弥
一弥
その声は虚しく、数秒後には生き絶えた。
目の前で肉片となった一弥先輩を前に、雅也先輩は硬直している。
雅也
雅也
雅也
言葉の途中、雅也先輩の頭は首と分離した。
その光景を見て、俺は心底スッキリした。
見殺しにして、スッキリした。
秋斗
秋斗
化け物は、扉めがけて突進してきた。
バァァァンン!!
その瞬間、化け物によって扉が開かれた。