TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

今日だけ、ちょっと特別な日

その日だけ、魔法が使える。

だけど、それには深い理由があって…

でもね、実は私、魔法使いだったんだ!

アカリ

この道…

アカリ

車が走って、鳥が鳴く静かな道路。

アカリ

心地よい自然の空気

アカリ

いつもは普通の生活を過ごしていたけど、

アカリ

ちょっと、懐かしい気がする

アカリ

そして今日だけ魔法が使える…

アカリ

何をしようかな…

いつも通りなのに

心の中のワクワクは落ち着きがなく

いつもより私の心を踊らせた。

アカリ

あーっ!楽しいー!

アカリ

空を飛ぶのは何年ぶりだろっ!

アカリ

なんでこんなに楽しいの?

男の子

ねぇ、ママ

男の子

あのひと、ういてるよ

男の子のおかあさん

見ちゃダメよ!

男の子のおかあさん

この日はね、魔女の日って言われてるの!

男の子のおかあさん

見たら呪われるわ!

男の子

どおして?

男の子のおかあさん

昔、魔女の国があったのよ

男の子

へえ

昔、魔女の国というものがあって

その名の通り、魔女たちが暮らしていた。

優雅にいつも賑やかな街には

魔女達の笑い声が響く

でもある日からその街からは

明かりも、楽しい笑い声も消えた。

大嵐の日

魔女達

あっはは!

魔女達

それは面白いねぇ!

魔女達

だろ?

その日も賑やかだった。

みんな大嵐でも、楽しそうに話していた。

魔法は途切れることなく続いていて

ある日…魔女の国はは悪い噂がたっていた

そのせいか評判も悪くなり

自ら命を絶つ魔女までも…

その噂は

悪い魔女たちがいるという噂だった

魔女は楽しい日を過ごしていた

それでもある魔女は信じるようになる

次から次へと噂が流れ

しばらく魔女同士の争いが続いた。

魔女達

楽しい日々はどこへ行ったんだい?

魔女達

私たちはこのまま死ぬのか…

魔女達

噂だけで死ぬなんて絶対いや!!

魔女達は怯えていた。

何故なら

他の国までも知れ渡っていたからなのだ。

他国の人達

魔女は悪いのか。

他国の人達

魔女はどうして悪戯をするんだ!!

他国の人達

生きていても意味が無い。

他国の人達

国が汚染されていく。

他の国の人達は考えた。

魔女を殺せばいい

と…。

戦争が始まりやがて

100年後

魔女達は跡形もなく殺された。

殺された夜…悲鳴が鳴り止まなかったようだ。

苦しんでも、変わらない。

何年か経ち、国の人達は言った。

どうして…魔女を殺してしまった?

魔女がいたから世界は救われた。

またその昔、隕石が落ちた。

それを魔女が魔法を使い、救った。

それを、悪事に向け使ったとの噂を

勘違いした他国の人達が流してしまった。

どうして後悔したのか?それは

そのあと、また隕石が国へ一直線。

しかも、何個も。。

他国の人達

くそっ。

他国の人達

ま、魔女の呪いだ!

他国の人達

うわあああっ!!

それから、国は滅びた。

このことから、魔女の呪いではとされている。

10年に一度、嵐が街を覆い、ひとびとは消息を絶った

その日が今日。

魔法を自由に使える日とされている。

男の子のおかあさん

何だか深い話と思わない?

男の子

かわいそう。

男の子のおかあさん

そうね。でも、大袈裟なものなのかしら。

男の子のおかあさん

10年前は、台風だけだったわ

男の子のおかあさん

嵐と言うより大雨だったから…

男の子

そおなんだ!じゃあ、でたらめ?

男の子のおかあさん

でも…これは夢なのかしら?!

男の子のおかあさん

ごしごし

男の子

めをこすったらいたいよ?

男の子のおかあさん

そうね。ん?

男の子のおかあさん

あら、やっぱり

男の子のおかあさん

空を飛ぶ人なんていないわ。

男の子

そっか。

男の子

ぼくは、どきどきしたよ!

男の子のおかあさん

本当にあるわけない物ね。。

男の子のおかあさん

じゃあ行きましょ?

男の子

うん。

アカリ

私は…空を飛ぶだけで十分だったよ

アカリ

楽しかった。毎日が楽しかった。

アカリ

みんなと笑いあったよ。

アカリ

でもここじゃなくて

アカリ

あっちがよかったな

アカリ

賑やかってどんなだったんだろう。

私は、魔女達の楽しさ、賑やかをしらない。

なぜなら、

もう死んでいるから。

この作品はいかがでしたか?

556

コメント

3

ユーザー

魔女の呪いだったんですか?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚