それから私は、奈月と悟の行動を見ていた… 悲しい、悔しいと言うより… 呆れていた。 そのうちに20日経っていた
天音
…………
悟
あーあ、奈月まだかよ
奈月
ごめん、遅れた‼
悟
十分も何してたんだ?
奈月
寝坊しちゃって…
奈月
ごめんね…
悟
毎回だな
奈月
そんなに怒らないでよ
悟
あーあ、天音はこんなんじゃなかったのに!
奈月
はぁ?
奈月
死んだ女なんてどうでも良いでしょ?
奈月
貴方には私がいるんだから!
天音
うるさいな…
悟
遅刻し過ぎなんだよ!
悟
反省全然してないし!
奈月
してるし!
悟
天音なら、謝ったし、もう二度としなかった!
奈月
私はあの人じゃないの!
そのまま、喧嘩をしたまま、二人は帰って行った
悟
天音…
悟
天音、帰って来てくれ…
悟
あんな女もう嫌だ…
天音
…………
天音
もう、名前を呼ばないで…
もう、その日から、悟の様子を見なくなった
天音
誰の様子を見ようかな
天音
お母さん?お父さん?
天音
誰にしよう?
天音
あ…
天音
天道君?
天道
天音さん…
天音
え?
天道
なんで、死んじゃったんだ…
天道
まだ、告白できてなかったのに…
天音
え!?
告白?本当に? 天道君が?
天道
手紙を書こう
天道
もう、届かないけど
天音
届かないけど、見てみようかな…
天音さんへ 俺は貴方が好きでした もう、会えないし、気持ちも届かないけど、好きでした。 こんな意気地無しを許して下さい。 天道より
天音
天道君、ごめんね
天音
死んじゃった。
天音
私は、君が好きだな
天音
ごめんね