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山裏の小さな小屋

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山裏の小さな小屋

1 - 山裏の小さな小屋

♥

90

2018年08月08日

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山登りをしていたらいきなり天気が変わった

山は天気が変わりやすい

そう言う事は知っていた

でもリュックの大荷物を背負っている私は探すことが困難だ

栞は今自分の事しか考えられないだろう…

でもふっと遠目を見ると小さな小屋があった

地図にも載っていない小屋だ

結衣

地図に…こんな小屋あった…?

ないと思うよ……でも今の私達の状況には入るしかない……よ

それはそうだろう…でも何があっても責任は取れない

まぁうずうず私達は小屋の中に入ってみた

なんか…生暖かい

でもこれなら寒くなくなるよりは…まだマシだよ…ね?

確かに…生暖かい

変な感じはしたが何にも無いと思う…寒いよりはこっちの方がまだ良かった

結衣

なんか…入ってる

え…?

私は古い引き出しから変な紙を見つけた

そこには1本の髪の毛がテープでくっつけられていた

裏は何かある?

結衣

ん…

赤の指紋が紙一面にぎっしり付けられていた

結衣

栞…これは

結衣

やっぱりここ変だ…地図にも載ってないし

結衣

早く逃げよ……?

こんなの……デタラメだって笑

栞の笑った顔はちょっと心配の要素が入った笑顔だった

でも…ここから出ないとやばい展開になるのは誰でも分かるだろう

結衣

私はここから出る……よ

結衣

まだ…頂点はまだ先だし……近いのはスタート地点だから

結衣

大吹雪の中でもすぐ帰れるはず…だよ

でも栞は真っ青な顔で首を振り後ろを向いた

外も怖いが…ここよりはまだ安心感があるのに…

でも私は足を伸ばし手をドアに伸ばして私は帰った

結衣

栞…

私はやっぱり戻る事は出来ない

大切な親友を置き去りにできるか…

私は一目散にドアを開けた

でもそこに居たのは栞がお腹から血を出していた光景だった

もう…逃げるのは手遅れかもしれない…

ガクガクし始めた私は腰を抜かしてしまった

結衣

う…動かない…!?

結衣

足…動いて………なんで

でもそこからの記憶はかなり飛んだと言われている

だって…私が目を覚ましたのはあれから7日後だったからだ

お母さんとお父さんが私を少し揺すって涙を流していた

退院後私は話をしてみた

結衣

お母さん…お父さん

結衣

栞は…生きてる……?

お母さんとお父さんは真っ青な顔で困った顔をしていた

一瞬見つめ合いながら私に話しかけた

お母さん

残念ながら…栞ちゃんは帰らぬ人になった……の

おずおず私にその言葉を伝えた

私は真っ青な顔で私があの時…とそう言う事が頭の中で繰り返されていった

結衣

栞の気持ちを殺したのは私かもしれない……

そういった私はそのまま真っ青な顔で家に帰っていった……

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