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ROAST
そう俺に聞いた彼女…、
同じ組織に属している、
ジャックローズこと
通称、ローズ
それから少し沈黙が続いた
何も答えないことを
肯定に捉えたのか、
ROAST
と、言った
BOURBON
彼女の笑顔は
まるで無邪気な子供そのものだ
ジャック・ローズ…、
恐れを知らぬ元気な冒険家
そのコードネームは彼女に相応しかった
しかし、獲物を見つけたときの目は
女そのものだ
その冷めきった目を美しいと思うほどに…、
その姿はまさにローズだ
女の憧れである
後ろ姿を見ながら俺は呟いた
BOURBON
俺はあなたの本当の姿を知っている
まさに純白なのだ
Lilyのように…、
だが、
そう思ったのもつかの間
その瞬間、
音もなく
太ももに隠してあった
彼女のナイフを
俺の首に突きつけた
その刃は鋭利で
いつ俺の首が切れてもおかしくない程に
手入れをされている
ROAST
さっきの顔とは違う
怪しい笑みで囁いた
BOURBON
耳元で囁く声に
恐怖でなのか、
恋愛感情でなのか分からないが、
鼓動を速くさせた
彼女の冷めきった目を体で感じる
ROAST
そして彼女は間をあけた
その時間が妙に長く感じる
そして彼女は…
吐息の混じった甘い声で…
ROAST
その眼はまさに
獲物を狙う‘‘ 眼 ’’だった
ROAST
ROAST
BOURBON
BOURBON
彼女の放った
‘‘やる’’
と、いう言葉…
はたして どんな意味なのか
俺はまだ知らない…