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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

メアリー

まぁ!ここはどこなの!?

メアリー

すごく可愛くて甘い匂い....

メアリー

お菓子の国ね!

メアリー

素敵!夢でもとっても嬉しいわ!

妖精

メアリー....あなたは死んでしまったのよ....

メアリー

あら!妖精さんね!私メアリー!よろしくお願いしますわ!

妖精

うふふ、変な子ね

メアリー

わたし、死んでしまったの....でも構わないわ!こんな素敵な場所に来れたんだもの!

メアリー

死んでしまうと三途の川を渡ってとても辛い業火に炙らたりする「地獄」という場所に行く。とパパに聞いたのだけど....

妖精

それはねメアリー。あなたが死ぬにはまだ幼すぎたのよ。あなたは本来死ぬべき人間ではなかったの。

妖精

全知全能の神「ゼウス」が罪人に打とうとした雷があなたに当たってしまったの。

メアリー

そうだったの....でもすごく素敵な場所だもの!きっと楽しく過ごせるわ!

妖精

でもね良く聞いてメアリー。私の命と引き換えに元の世界に戻すことができるの。今日はたまたま解放できる日。これを逃すと300年は帰れなくなるわ。帰れたとしてももうあなたのパパとママは死んでしまっているわ。

メアリー

それは今を逃すとパパとママと会えなくなってしまうの?

妖精

そう。帰るかどうかを決めるのはあなたしだいよ。でも帰すのには条件があるの。

妖精

まず1つ目に三途の川を渡ること。
これはそこまで難しくないけれど船主は小さな女の子が大好きな人だから気を付けて。

妖精

2つ目に三途の川を渡ったあとしばらく真っ暗な道が続くの。ここではあなたのパパやママが話しかけてくるかもしれないけど、全部無視して。偽物だから。もし振り向くとあなたはもう二度と現実世界にもこのお菓子の国にも帰って来れない。

妖精

最後よ。これは1番簡単だけど1番難しいわ。現実世界に戻れる光の滑り台を滑るの。でもこれは大人でも悲鳴をあげてしまうほどのこの世のあらゆる病気が一度に襲ってくるわ。

妖精

どう?メアリー。それでも戻る?

メアリー

うん。戻るわ。私、パパとママに会いたいもの。

妖精

そう....分かったわ。じゃあね。メアリー。

スっ....

妖精

いそぎましょう!私があなたの脳内に話しかけることが出来るのはあと1時間だけよ!

メアリー

分かったわ!妖精さん!

妖精

あれが三途の川よ!

メアリー

あれが....?思ったよりかわいいのね。

妖精

多分、現実の人間たちが思ってる三途の川は地獄みたいなところだけど、本当の三途の川は「氷の華」を浮かべているから綺麗に見えるのよ。

妖精

あ!あいつが船主よ!

メアリー

船主さん!わたしを暗闇の道まで乗せていってください!

船主

構わんよ。その代わり乗ってる間だけおじさんのひざに座っておくれ。

メアリー

分かったわ!

数分後

メアリー

ありがとう!船主さん!またね!

船主

こちらこそありがとう。またの。

妖精

ここが暗闇の道よ....

メアリー

とっても暗いね。ちょっと怖いわ。

??

メアリー。今日の夜ご飯はあなたの好きなハンバーグよ〜!

メアリー

マッ....!

妖精

だめ!これは偽物よ!絶対返事しちゃだめ!

メアリー

(コクコク)

妖精

ここが最後の難関よ!メアリーよく頑張ったわ!行きましょう!

メアリー

うん!

ザッ....!

メアリー

きゃああああ!!痛い!痛い!

メアリー

苦しい!苦しい!

妖精

頑張ってメアリーもうすぐでパパとママに会えるわよ!

メアリー

うん....うん!

メアリー

痛い!!苦しい!

妖精

(頑張って....頑張ってメアリー)

メアリー

う、うん?

パパ

メアリー!目が覚めたのか!?

ママ

あぁ!良かった....本当に良かった!

メアリー

....妖精さんは?

パパ

妖精さん?大丈夫また会えるさ。

ママ

そうよ!きっとまた会えるわ!それより本当に良かった....

メアリー

うう....うう....パパぁ。ママぁ。会いたかったよぉ

メアリー

うわぁぁぁあん

パパ

メアリー愛してるよ。大丈夫。大丈夫だから。

ママ

メアリー....

妖精

(大丈夫だよメアリー。私はずっとあなたと一緒。幸せに暮らしてね。)

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