そこから俺の体に起こってることを ぺ神は一から分かりやすく 皆に教えた
俺もその時、初めて 体が重症な事に気づいた
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1人のにんげん…
ぺ神が皆に言った
ぺ神は俺の存在を認めてくれていると 言うことなんやろか
未だに静まり返る室内にぺ神の 声だけが響く
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名前を呼ばれてビクッと揺れる
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話して認めてもらえるのやろうか
馬鹿にされないやろか
でも、話したら
もしかしたら
もしかしたら分かって もらえるのかもしれない
そんなことを
思って 俺はわずかな可能性を信じて 話した
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小さく喋ってるけど、 だんだん呼吸が苦しくなってった
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何でか分からんけど、 苦しくかってん 呼吸
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前が霞んでいく
息ができん
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震える手を何故か俺は 天井に向けて伸ばす
その伸ばした手は一瞬にして 温かい手に包まれた
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その声は俺が信じ続けてきた人で ずっと追いかけてきた グルさんやった
温かい手はぎゅっと握ってくれて
グルさんの声は何故か震えとった
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ぺ神は俺に呼吸器を付けて 息を一緒に整えてくれた
ちょっとしたらまた楽になってくる
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俺の呼吸が安定してくると 皆のざわめきが 収まった
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ぺ神の言葉にコクッと 頷く
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皆が安堵の表情をしてるなか、 グルさんだけは下を向いていた
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手は握られたまま、
もしかしたら怒ってかも しれへんと思って
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と小さい声しか出ないけど、 そう言った
gr
tn
いきなりの言葉に皆が驚く
gr
そう言う彼は泣いていた
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俺が迷惑かけたんに、
俺がいたら ダメなことしか起こらんのに
gr
gr
gr
彼はずっと俺に謝ってた
その日、メンバー全員が 俺に謝った
トントンの話を聞いてないのに 責めてごめんって
追い詰めてごめんって
こんなにも謝られたのは 初めてやったなぁw
俺、皆に分かってもらえて 嬉しかった
でも
でも、本当は こんな所でへばってないで もっとできるはずやった
本当は俺なんかより、 もっともっと凄いやつが いるんやろって
心の中で思っとって
心の中で
死にたいと 思っとった
だって、こんなところで迷惑かけてるやつよりももっと良いのがいるはずやもん
コメント
13件
初コメ失礼します ほんとに泣きそうなのでリビングから自分の部屋に逃げてきました(( 最高すぎますゥウ ほんとに今号泣してますね
やばい涙腺崩壊してもうた(´;ω;`)
トントンは頑張ったよ。 てか、マジで自分が泣けたことにびっくりしたwもう泣けないと思ってたのにw