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君に花束を届けたい

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君に花束を届けたい

第25話 - 第25話

60

2025年11月12日

#鬼滅の刃

星　瀬

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60

星　瀬

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そこから1週間は他の里で宿泊をしていた

佐々波桜華

それにしても甘露寺さんの刀ってすごい特殊ですよね。

佐々波桜華

鉄珍さんが打った刀って本当にすごい…

甘露寺蜜璃

長だもんね！本当に尊敬するよ〜！

甘露寺さんの刀はムチのようになっている

しかも長いため扱いは絶対に難しいはずだだが甘露寺さんは柔軟性に長けているため上手く扱える

甘露寺蜜璃

ていうかそろそろ甘露寺さんっていう呼び方変えない！？

佐々波桜華

えっ

甘露寺蜜璃

もっともっと桜華ちゃんと仲良くなりたいの！

佐々波桜華

じゃあ…蜜璃さんで！

甘露寺蜜璃

そうね！笑

甘露寺蜜璃

…それはそうと、桜華ちゃんも本当に次会えるかわからないからね〜

佐々波桜華

え？

蜜璃さんは悲しそうに笑う

甘露寺蜜璃

私たち…鬼殺隊は常に死と隣り合わせの仕事だけど柱は更に大きな任務に出向いているの。

甘露寺蜜璃

本当に毎回死ぬんじゃないかっていうぐらい！

佐々波桜華

……

甘露寺蜜璃

煉獄さんみたいにいつ亡くなってしまうかわからないから…今言わせて！

甘露寺蜜璃

私正直、桜華ちゃんを鬼殺隊に入れたくはなかったの。

甘露寺蜜璃

女の子ならたくさんの幸せを勝ち取ることができるから。

甘露寺蜜璃

生きているだけで色んな幸せが舞い込んでくるの

確かにそうだと思った

甘露寺蜜璃

『何かになるということは何かを捨てるということ』って言ったの覚えてるかな？

佐々波桜華

覚えてます

忘れるはずがない

甘露寺蜜璃

剣士になるということは命を捨てるということなの。

甘露寺蜜璃

これはもう桜華ちゃんもわかっていることかもしれないけれど

佐々波桜華

はい

甘露寺蜜璃

でもあの時の桜華ちゃんの目は絶対に揺るがない目だった。

甘露寺蜜璃

家族が殺されていても目の前の残酷から目を離さなかった。

甘露寺蜜璃

私はこの子なら立派な剣士に、そして人をたくさん救ってくれる剣士になってくれると思ったの！

甘露寺蜜璃

だからねきっとこれから大きな波紋がやってくると思う。

甘露寺蜜璃

どんなときでもくじけないでほしい。あなたならやり遂げられる。

甘露寺蜜璃

私が死んでも剣士をやめることだけはしないでね！

佐々波桜華

…！

なんて素敵な人なのだろうか人間なら自分の命を優先したいのは当然のことだ。

でもなんでこの人たちは…

佐々波桜華

（蜜璃さんも煉獄さんも、不死川さんも炭治郎くんも）

全員他人の命まで優先しようとしている私もこの人たちみたいになりたい

甘露寺の鎹鴉

ｶｧｰｰ！！ｶｧｰｰ！！緊急！！刀鍛冶ノ里ガ襲ワレテイルワ！！

甘露寺蜜璃

！？

佐々波桜華

！？

甘露寺の鎹鴉

上弦ガイルカモシレナイ！

佐々波桜華

…！

私達はすぐに刀を持つ

佐々波桜華

（上弦…。）

足が震える

甘露寺蜜璃

桜華ちゃん

佐々波桜華

！

甘露寺蜜璃

絶対勝とうね

佐々波桜華

はい…！！

やるしかないんだ何の為にここまで自分を叩き上げてきたと思ってる

私はやれる、やり遂げる