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レイ・アルタイル
私たちの名前はレイ・アルタイル! この世界を脅かす魔女大罪司教暴食担当の一人だ!
福音書の指示でルグニカ王国に来てるんだけど…
レイ・アルタイル
そう、見ての通り道に迷ってしまったのだ…
レイ・アルタイル
私たちは方向音痴だからよく迷っちゃうの…
兄さんからも直せって言われるけど直し方なんてわかんないよぉ!
レイ・アルタイル
そう言いながらレイは走り出し、商店街の方へ行く。
いい画像なかったです。すみません
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
そんなことを呟きながら人混みの中を掻き分けて歩って行く。
しばらく歩っていたら目の前に珍しい容姿の男を発見した。
この辺では珍しい黒髪によく分からない服。手には袋のような何かを持っている。
そして鋭い目付き。何やら彼はぶつくさと独り言を言っている。
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
そんなことを思っている間に彼は路地に入ってしまった。
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
そう言ってレイは彼の後を追い路地に入った──
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
レイが見たのは不良たちに絡まれてるさっきの男の姿だった。
トン
?
男は立ち上がろうとする彼の手を踏みにじり、ナイフを逆手に持ち替える。
チン
チン
?
?
カン
カン
そんな会話がレイの耳に入る。
レイ・アルタイル
レイ・アルタイル
──そのときだ
?
?
切羽詰まった声を上げて、誰かが路地裏に駆け込んできた。
びっくりして顔を上げるお兄さん達と同じく、もう一人のお兄さんも動けない体で視線だけ持ち上げる。
私たちもびっくりして顔を上げお兄さん達と同じ方向を見る。
目の前を髪が方に掛かるくらいの金髪を揺らす、私たちより少し身長が大きいお姉さんが横切って行く。
意志の強そうな赤い瞳。イタズラっぽく覗く八重歯。
小生意気な印象が先立つが、微笑めば人並み以上に愛嬌のある顔立ちになる気がする。
まぁ、ルイの方が可愛いし愛嬌あるげどぉ…
……あれ、もしかしたら私たち要らないかも?
今にも殺されちゃいそうなこのお兄さんを助ける的な展開とか──
?
?
?
?
彼もレイと同じことを思ってたのか驚きと困惑が混ざったようなの声を上げる。
そして少女は彼に申し訳なさそうに手を上げ、走る勢いそのままに細い路地を駆け抜ける。
バチッ
ぁ、目が合った
お兄さん達の後ろを素通りし、行き止まりのはずの奥へ行くとき、一瞬少女と目が合ったのだ
でもそんなこと気にしないかのように、そのまま袋小路に立てかけてあった板を蹴り
身軽に壁を掴むとあれよという間に建物の上へと消えた。
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