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希空

お前が銃を乱射している中、黒星が持っていた木刀を投げて注意を逸らす

希空

そこに俺が持っていた武器のスタンガンをベルトで固定してONの状態にする

希空

あとはお前に向かって投げるだけだ

希空

当たるかどうかは不安だったが、俺は元野球部だったから何とかなった

小春

ケヒヒ...ただ逃げ回っていただけだとアタシが勘違い...してた訳か...

小春

あー...何か腹立ってきた...

小春

そっちがその気なら、こっちも考えがあるぜ...

そういうと彼女は 震える体体に鞭を打ち 再び上空へ飛び立った。

小春

さっきは余裕ぶっかまして銃は一丁だったけど...今度はもう一丁追加だァ...

小春

さあ、パーティーの始まりだァ‼︎

情報管理センター

....

どうして避けるんだ?

茉莉

逆に大人しく突っ立っている方が疑問だと思うんだが

はぁ...君は分かってない

これは“救済”なんだよ

茉莉

救済...だと?

俺は君がここから安全に帰れるようにしたいだけなんだ

茉莉

人を殺すことが救済か...頓珍漢なことを言うもんだな

茉莉

お前がどういう弱みを握られているのかは知らん

茉莉

だが、その気持ちをあっしに向けるな

俺は...いずれ会社を継ぐつもりだったんだ...

でも何もかも彼女のせいで、めちゃくちゃだ‼︎

このままじゃ“あの情報”が世界に流出される...

茉莉

あの情報?

茉莉

何のことだか一層分からんが、世界に流出するのはあり得ないだろう

茉莉

あと8日で世界は終わるんだぞ

...君達は気楽でいいな

隕石によって滅びる...俺も“そんな未来がよかったよ”

茉莉

どういうことだ...?

話は終わりだ...

そう言うと彼は再び 引き金を引いた。

どうして避けるんだ...俺は君を救ってあげたいだけなのに‼︎

茉莉

相変わらず情緒不安定なことを言うもんだな...

彼が銃を撃つ中、 あっしは上手く背後に 回り込み彼の首を 腕で締め上げた。

うぐっ...‼︎は...なせ...‼︎

茉莉

黒星の両親の場所を言え、そうすれば気絶で済ませてやる

な...何だ...うぐっ‼︎

茉莉

早くしろ、こんなところで油を売っている時間はないんだ

くっ...がぁ...

パァン‼︎

その時、部屋中に 銃の音が響き渡った。

何事かと思い辺りを見渡すが 誰もいない。

気のせいかと思い再び彼に 問いただそうとした時、 体が妙に熱くなった。

茉莉

何...だと...

よく見ると腹部から 大量の赤い液体が 流れ落ちていた。

茉莉

ああ...ッ‼︎

熱い熱い熱い熱い熱い 熱い熱い熱い熱い

体中が感電したように痺れ あっしは床に倒れ込んだ。

茉莉

いっ...‼︎お、お前...

いやあ...成功してよかった

茉莉

なっ...

よく彼を見てみると 服の左脇下付近に穴が 空いていた。

君にやられてる時に持っていた拳銃を左脇下に持っていき、後方に向けて撃ったんだ

あんなに弾を避けていたのに最後は避けられないんだね...

あ、最後じゃなくて最期か

まあ、いいよ。これで君も安心して眠れるね

茉莉

こ...の...

ダメだ...視界が... 景色...が...薄れ...て...

あれ?死んだ?

いや救ったの方が正しいか

君達がただ終末を受け入れるのは気に食わない...

俺の苦しみなんて誰も理解してくれない

だからこうすることで俺の苦しみを知ればいいんだ‼︎

はは...はははは...

俺は...何も間違っ

パァン‼︎

へっ...?

突如、室内に響き渡った 銃声に困惑していると 体中が熱くなっていた。

な...何で...俺...が撃た...れ

俺は思わず床に倒れ込んだ。

だ...誰だ...一体...何...のた...めに...

するとコツコツと ハイヒールの音が こちらに来るのが分かった。

だ...誰...

???

そんなこと気にしなくていいのよ

???

もうすぐアナタも救われるから

はあ...?

???

言ったじゃない、俺は君を救いたいんだって♡

???

だから私もアナタを救ってあげることにしたの

???

おやすみなさい♡

な...ん...

すると彼は動かなくなった。

???

あら?もう眠った?

???

じゃあ、そんなアナタにこの花をプレゼントするわ♡

???

レンギョウよ、そうねぇ...花言葉は

???

???

豊かな希望、言いなりになる

???

さて、別のところも行かなくちゃいけないんだったわ

???

ああ、忙しい忙しい

終末の理想郷(ユートピア)

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