…出会った頃からずっと オークスは 一度も笑ったことがなかった
あの日が来るまでは…
リーブ
ラース
オークス
ルル
戻ってきました!
ラース
リーブ
ラース
ラース
ラース
一緒に来てくれるか。
ルル
オークス
オレは2人を連れて外に出た
ラース
改良されたオオカミかもしれない。
オークス
ラース
ルルは遠くから射撃してくれ。
ルル
オオカミがこちらに気付き 近づいてくる
ラース
オークス
オレたちはオオカミを片っ端から 倒していった…
オレは…1匹に集中していたせいで もう1匹の存在に気づくことができず 不意で襲いかかってきた
ラース
その時、足を捻らせてしまい そのまま倒れ仰向けになる
それとはお構いなしに オオカミはオレに喰らいつく
ラース
すると、オレに喰らい付いていた オオカミの背中をオークスが切る
オークス
ラース
ルル
お家に戻りましょう!
ラース
ルル
2人が前でいてくれたおかげですよ♪
オークス
オレたちは森に背を向けて家に戻る
トン…!!!
背中を強く押される
振り返ると………
ラース
ラース
…オークスの最初で最後の笑顔が 俺の脳裏に焼き付いてしまった
…すまない…本当に…すまない………
ラース
パーカ
パーカ
パーカ
ラース
俺はラースの側に行く
立てずにいるラースの手を そっと包み込む
ラース
ラース
ラース
パーカ
パーカ
ラース
ラースはゆっくりと立ち上がる
ラース
レオナルド
パーカ
ラース
レオナルド
パーカ
パーカ
ラース
パーカ
ラース
パーカ
パーカ
レオナルド
パーカ
レオナルド
レオナルド
パーカ
ラース
レオナルド
ラース
ラース
レオナルド
ラース
パーカ
俺たちは制御室へ向かった…
「…」
ヴァル、スコル、エアリー、ピースは 茂みに隠れてずっと待っていた…
ザッ… ザッ… ザッ… ザッ…
ヴァル
ヴァル
ピース
ヴァルとピースは茂みから飛び出す
ラース
ヴァル
ラース
生きている…
ヴァル
パーカ
ヴァル
そう言ってヴァルは目線を 森の方へ向ける
ヴァル
ヴァル
ラース
リボンをつけた研究員か…
ヴァル
ラース
レオナルド
ラース
そう言ってラースは研究所を見上げる
パーカ
パーカ
ラース
ジェミ
ラース
ラースは歩き始める
ラースに続き、みんな歩き始める
…この戦いは 意味があったのだろうか
意味なんて今更考えてもしょうがない みんな生きて帰って来れただけで 俺はよかったと思う
俺は、みんなが歩いていく 後ろをついていった…
ハップ
ご飯が乗ったスプーンを ハップに近づけるが、振り払われる
ガチャ…
パーカ
…あの時は助けてくださりありがとうございます!
すると、俺の後ろでいた ラースがとてつもなく動揺し始める
ラース
ラース
勝手に上がってしまって。
ラース
ラース
お前…生きてたんだな…
ラース
ご飯できてるよ。
みんな中に入る
ラース
ラース
リビングにいるハップを見て またラースが動揺する…
ラース
レオナルドがリーブを担いだまま、 ジェミとリコ、 目覚めたばっかのアクーリとリアスを 2階に誘導する
ラース
エアリーとスコルの手術をする。
手伝ってくれ。
ヴァル
パーカ
ピース
ハップ君の相手してて。
パーカ
パーカ
俺はハップがいる、リビングへ入る…
パーカ
ハップ
ハップ
パーカ
パーカ
ハップ
ハップ
だが…何故か心の中にずっとあるものがある。
パーカ
ハップ
パーカ
ハップ
…過去に何かあったのだろう。オレの中に残っているこの心は、強い意志でできている。
パーカ
パーカ
ハップ
ハップ
9日目 朝
パーカ
回想
あなたがこの世界に来た時にいた場所に来てください。
湖の側で、1人佇む…
パーカ
パーカ
パーカ
足音が聞こえてくる…
ラース
パーカ
パーカ
ラース
パーカ
ラースは俺のそばまで歩み寄る
ラース
パーカ
パーカ
…涙がどんどん溢れてくる
何を頑張ったのか分からない… でも…この涙は単純に…
別れが辛いから… 流した涙なのだろう…
パーカ
ラース
ラース
ラース
…湖が光出す……
ラース
いや、ヒュース…
パーカ
俺は光に包まれ… ラースの姿も 光で見えなくなっていった…