煉瓦でできた洋風の館から漏れる光
耳をそばだてれば聞こえる住人達の楽しそうな声
大きな窓から中を覗けば、顔を火照らせた住人や客人達が宴で談笑している様子が見られる
静まり返った宵の森で一際目立っていた
レミリア
咲夜
銀髪のメイドはポケットから少し錆びた懐中時計を取り出した
咲夜
フラン
虹色の宝石を纏った吸血鬼は別れを惜しむようにして談笑する皆を眺めた
レミリア
フラン
咲夜
メイドがそう宥めると、館の主人は壁についた大きな窓を開ける
rom.
レミリア
フラン
咲夜
rom.
鳩も窓に寄り、見送った
暗闇に包まれた空に紅い羽と虹色の羽が良く映えた
rom.
ing.
jp.
ing.
ing.
jp.
sov.
pol.
rom.
ing.
ボール達は早速両手に使われた食器を積み、キッチンへと急いだ
鳩
aust.
aust.
rom.
主人がそう言うと、一期一振は鳩を手招いた
一期一振
一期一振
鳩
一期一振
鳩
初めは鳩も階段を軽やかに上っていたのだが、数階上がったところで息が切れてきてしまった
鳩
一期一振
鳩
一期一振
鳩
鳩
鳩
一期一振
一期一振は鳩の腰に手を回し軽々と抱えると、また階段を上りはじめた
鳩
一期一振
一期一振
鳩は自分を気遣う一言が心に沁みたのか、涙が溢れてきている
涙を拭えばいつの日かできた腕の傷が痛むようで、嬉しそうな苦しそうな表情をした
一期一振
鳩
思わず鳩は目を見開いた
そこには“綺麗な”ベッドが美しい布に囲まれてあったからだ
鳩
一期一振
鳩をベッドに降ろすと、布団を丁寧な手つきで掛けた
一期一振
___は__ようにして____し__ょうか
鳩
体が突然ビクッと震え、目を覚ました
まだ室内は暗く、日の出る気配も無い
鳩
サイドテーブルに置かれた時計を見れば、短針は3と4の間を指している
鳩
派手に空中に舞ったせいでぐしゃぐしゃになった布団をもう一度体にかけて目を閉じた
だが、意識は飛ばなかった
鳩
鳩
諦めて近くにある机で絵を描こうと体を起こすと、下腹部の膨張感に襲われた
鳩
鳩
寝ているであろう皆を起こさないよう、鳩は音一つ立てぬように部屋を出た
秋も終わりに近づき、廊下は朝晩特に冷え込む
窓から入る冷たい風が寝間着姿の鳩の肌を襲う
鳩
鳩は何かあった時に来るよう言われていた一期一振の部屋の場所を思い出し、冷える体を腕と息で温めながら足を踏み出す
体感温度はわずか4℃
このままだと凍えてしまうため少し足を速く進めていると、右側の壁についた扉の横には男女のピクトグラムがあった
鳩
ホッとしていた鳩を待ち受けていたのは、極寒の部屋
ストーブも何もつけられていない、まるで格式高い館とは思えないほどに一般的な個室だった
鳩
相変わらず寒さに震えながら自室に急ぐと、少し先に一筋の光が漏れている場所があることに気付いた
鳩は好奇心は人一倍あるため気になってしまい、その部屋までバレないよう音を消して歩いた
鳩
鳩
扉に近付くと、中から話し声がしていることに気付いた
鳩は内容が気になってしまい、さらにドアに近づき、耳を欹てた
さて─────
アノ娘を如何して 調理致しましょうか
コメント
4件
深夜に見るのにぴったりな展開ですね
くそっ…(平和、終了)