彼氏が構ってくれません！

今日はフランス革命の日らしいですね

フランス関係の作品が沢山見れて嬉しいですね〜

注意 政治的な意図はありません 史実には関係ありません

以上が大丈夫な方はどうぞ！

目が覚めて直ぐ、見覚えのない真っ白な天井が視界に飛び込んでくる

きっとここは病院なのだろう 左腕に繋がれた幾つもの点滴からそう考える

しかし、何故だ？

直前の記憶が曖昧で 何でここにいるのかも分からない

直前の記憶を思い出そうとしても 脳がそれを拒否するかのようにジンジンと頭が痛む

酷く焦ったようにこちらに手を伸ばす男の姿を思い出す しかし、脳は思い出す事を拒み続ける

僕の叫び声が聞こえたのだろう、 バタバタと数名の看護師達が僕の病室へと入ってきた

急いで！〜〜〜〜〜の！！先生は〜〜？？！！ バイタル〜異〜〜？！！！患者〜〜ち〜けて！！！ど〜〜〜〜〜す〜？！！！〜〜〜〜〜〜〜！！！！ 〜〜〜〜！！！〜〜〜〜？？！！

いろんな声が聞こえてくる だけど、今の僕にその声の内容を理解する事ができるほどの余裕は無かった

そのまま僕は痛みから逃れるように気絶した

俺は今、フランスが目を覚ましたと言う吉報が届いて直ぐに仕事をほっぽり出して、フランスの容態を聞きに来ていた

ただ....そう付け加えて、医者はこう言った

それは余りにも耐え難い事実だった フランスは俺の事を忘れている それも、全て

俺は愛する恋人に忘れられたのか？

俺だけが忘れられたのか？

嫌だ、嫌だ！！

申し訳なさそうに俯く医者を見て 俺は遂にそれが冗談などではない事を　理解した

いや、分かってはいた ただ、その事実をどうしても受け入れたくなかったのだ

俺はそのまま、2人の看護師と共にフランスのいる病室へと向かった