この作品はいかがでしたか?
202
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202
美紀
美紀
私は毎日死んだような時間を過ごしてた
決まった時間に起きてご飯を食べ仕事に行き帰ってきたら風呂に入って寝る
平日はこのサイクルで休日は仕事が無い分家でただボーッとしてるだけ
私は大した娯楽を得られずなんのために生きてるのかさえ見失っていた
そんな時だった…それが現れたのは
死神
美紀
ベッドで寝ている私の顔を覗き込むようにして私をソレは見てきた
美紀
死神
美紀
美紀
美紀
美紀
美紀
寝ぼけた頭で適当に返事をしていたが死神という言葉により脳が覚醒した
そして少し経って私が落ち着き現れた理由を彼に聞いてみた
美紀
美紀
死神
死神
美紀
死神
死神
美紀
美紀
死神
死神
美紀
美紀
死神
死神
美紀
美紀
死神
美紀
死神
美紀
美紀
死神
死神
美紀
死神
美紀
死神
美紀
美紀
美紀
死神
美紀
美紀
死神
死神が来てからの1週間それは今までの10数年が霞むほど濃い時間だった
ただ一緒にゲームしたり私の愚痴を聞いてもらったり
ちょっと特殊なことをしたならば死神の背に乗って空を飛んだくらいだ
そのどれもが私は楽しかった
最近失ってきていた笑顔もその時は帰ってきてくれたのだ
そんな楽しい時間は過ぎていき運命の時
私の魂が失われる時が来たのだ…
美紀
美紀
美紀
死神
美紀
死神
美紀
死神
美紀
死神
美紀
死神
死神
美紀
美紀
死神
死神
美紀
こうして失われるはずだった私の魂は失われることはなくなったのだ
美紀
死神
美紀
死神
美紀
死神
死神
美紀
死神
美紀
死神
死神
美紀
私と彼の関係はそれなりに続いていた
今ではかなり仲良くなっていて私は彼の事をシニーと呼んでいる
死神だからシニー…
安直かもしれないが呼びやすいし本人も気に入ってくれたから良しでしょう
ちなみにだがシニーは他の人には見えない
なので私の話し声は他の人から見れば独り言にしか見えないだろう
まぁこれもとっくの昔になれている
シニーは私以外に見えないのでシニーの持ってるものは全部宙に浮いてるように見えてるのだろう
物珍しそうに私のことを見る奴らが居るがそんなヤツらなんて私の眼中にはない
私はシニーと話してる時が楽しいし好きだからそんな人の目なんて気にするわけが無い
ソフトクリームを食べながら私はそんな事を思っていた
死神
美紀
美紀
死神
死神
死神
美紀
美紀
死神
美紀
私はこの非現実的だが何気ない彼との時間がずっと続くと思っていた
だがやはりそうはいかないようだった……
ある日のことである
何気ない話をしている時に私らの間に謎の亀裂が入りそこからこの世のものとは言えない者が現れたのだ
大臣
死神
美紀
大臣
美紀
大臣
大臣
大臣
死神
大臣
死神
大臣
死神
美紀
美紀
大臣
大臣
大臣
大臣
大臣
大臣
美紀
死神
死神
大臣
大臣
美紀
大臣
死神
美紀
死神
死神
死神
死神
最後にそう言い放ち2人は亀裂に入りもう二度とその亀裂が現れることは無かった
美紀
美紀
美紀
美紀
大臣
大臣
死神
死神
死神
死神
死神
死神
死神
死神
大臣
死神
大臣
ちょっと待てやぁぁぁぁぁぁぁ!!
冥界全域にその声が木霊する
そしてその声の主が処刑台をずんずん上り大臣にガンを飛ばして処される死神の方にと歩いていく
死神
美紀
死神
美紀
美紀
美紀
死神
美紀
美紀
死神
美紀
美紀
大臣
美紀
美紀
美紀
大臣
閻魔
美紀
死神
死神
美紀
大臣
大臣
こうして2人の魂は無に帰すことになった
数千年後 冥界
子供
先生
子供
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
子供
子供
先生
先生
右側に人間の女性が立ち左側にはその女性よりも大きな死神がその女性を抱きしめて
その2人を大きな剣が彼らを射抜くような形で作られている
像の名前は【慈愛の2人】
現代
女性
男性
男性
女性
男性
コメント
4件
サムネの花はスターチス(またの名をリモニウム)です 花言葉は【変わらぬ心】【途絶えぬ記憶】だったと思います 死を超えてなお変わらぬ心とその想いも持ち続けてみたいですね
とても面白いですね!よかったら、私のも見てください!