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なんで余計なことしたの

だれもあんたたちに助けなんて求めてないんだけど

青髪

うわぁ、言葉にすごく棘がある

青髪

でもそういう子嫌いじゃないよ?

私の事なんて興味もないくせにさらっとそんなことを言ってくる

青髪

それで、君お名前は?

名前なんて言いたくないしわたしのことなんて知ってほしくない

どうにか逃げ道を探そうと視線だけ動かしていると

赤髪と目があった

何かを見透かすようなそんな目

そして

逃げれるわけないだろ、と言われているような

…あなたたちに名乗る必要はないです

青髪

怖い怖い

青髪

そんなに睨まないでよ

青髪

でもその制服を着てるってことはうちの生徒なんでしょう?

この人絶対に私がかかわりたくないってわかっているのに、いやがらせ?

そうよ

それじゃ、私急いでるから

さよなら

早くここを離れたくて歩いても青髪が前をふさいでいて

青髪

えーまだ話は終わってないよ?

青髪

ねぇ、旬?

赤髪

ああ。聞かなきゃいけないこともあるしな

なんて言いながら青髪と同じ道をふさぐように私の前に立つ

と思ったのになぜかそのまま私の方に来ていて

逃げようと後ずさりをしていたら

気づいたら背中に冷たい壁そしてすぐ目の前までやつが来ていた

な、なんなの

どいてくれる?

赤髪

断る

あ、ちょっと!

赤髪を振り払おうと手を挙げたけど

その手は逆につかまってさらに壁に追い込まれしまった

離して!

抵抗しようと足に力を込めて蹴り上げても

赤髪

…あっぶな

ひょいっと簡単によけられてしまった

ちっ

青髪

旬を蹴ろうなんてやるねー

赤髪

…お前は少しはおとなしくするってできないのかよ

舌打ちとともに目の前のやつににらまれる

だいたいなんでこいつににらまれなきゃいけないわけ?

赤髪

なんか言いたそうだな

そうね

いきなり私の手なんてつかんで

一体何の権限があってそんなことをしているのかしら

赤髪

その質問に答える前に俺らの質問に答えろ

赤髪

お前のなまえは?

…だからあなたたちに言う必要はないでしょ!?

なんでそんなに私にかまってくるのかもわからないし

いい加減手を離して

それでも手の力が緩むこともなく

青髪

まぁまぁ

青髪

2人とも落ち着いて

青髪

旬は少し強引な奴なんだよ

青髪

許して、雪ちゃん?

…は?

私こいつらに名乗ってない

でも今私の事を雪って呼んだ

つまり私の事最初から知ってたってこと

青髪

なんで知ってるの?って顔してるね

赤髪

錬にわからないことなんてないからな

あきらめろと言いたいように鼻で笑って

青髪

教えてほしい?

…うん

わたしが話を聞くと思ったのか手をつかむちからが弱くなったから振り払う

青髪

簡単に説明すると

青髪

今日は入学式じゃなくて始業式

青髪

てことは新入生ではない

青髪

それに在校生にしては制服がきれいだし、見かけたこともない

青髪

てことは噂の転校生ちゃんの中村雪ちゃんってこと

この数分でそこまで考えるなんて頭の切れるやつなのね

色々とめんどうなのに目をつけられたみたい

…噂って?

あの事がもう広まっていたりするの…?

青髪

ああ、それね

青髪

うちの学校に転校生が来ることなんてめったにないし

青髪

それが女の子ならなおさらね

そう…

まだあれのことは大丈夫みたいね

聞かなきゃいけないことも済んだし、もうここにいる必要はない

じゃあ、私はこれで

この人達ちのせいで忘れかけていたけど、職員室に行かなくちゃいけないし

青髪

雪ちゃん

青髪

職員室はあっちの階段をのぼった右の突き当りのところだよ

私が考えていることを見透かしたのかにこにこ笑顔で教えてくれた

ありがと

スマホとみると予冷までもうじかんが無くなってきていた

少し急がなきゃ

なんておもいながら彼らにせをむけて歩き出した

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