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この町に引っ越してきて約1ヶ月。
夏休み開けに引っ越して、新しい高校になった。
今日も私は、学校に行かない。
いや、行けない。
新しい高校で出会った、ある女の子が原因で。
夏休み開け
私は、新しい学校へと向かっていた。
(新しい学校は、どんなところだろう?)
そんな、わくわく感にかられていた。
学校につくやいなや、クラス発表の紙をチェック。
2年6組
1番 相川鈴(あいかわすず)
2番 相原哲也(あいはらてつや)
3番 赤森美鈴(あかもりみすず)
4番 秋川七菜(あきかわなな)
5番 秋本江美(あきもとえみ)
と書かれていて、校舎に入り2年6組に向かう。
階段を、浮かれて登っていたら、後ろから声が聞こえてきた。
???
???
楽しそうにしているのを見ると、なんだか少し、気が引ける。
(大丈夫!!)
自分にそう呼び掛ける。
教室に入り、席に座る。
周りの人が、ザワザワと騒いでいる。
すると突然
???
???
???
???
秋本江美
秋本江美
緊張しているのと、動揺感で、言葉が少し詰まってしまった。
???
???
???
七瀬美魅
七瀬美魅
秋本江美
(この子とは仲良くなれる!!)
そう思っていた。
なのに……。
休み時間
お手洗いにいたとき、聞いてしまったのだ。
???
???
七瀬美魅
七瀬美魅
???
???
七瀬美魅
七瀬美魅
七瀬美魅
???
七瀬美魅
???
この子は、偽善者だった。
自分が良ければそれでいいと思っている。
こう言う奴は嫌いだ。
その次の休み時間に、学校を案内するよと言われたけど
用事があるからと断った。
これがいけなかったらしい。
次の日から、私はいじめられるようになった。
でも、平気だ。
小学校でも、中学校でもいじめを受けていたから。
耐えられる。
だけど、やっぱり高校生の力は小学 生とも、中学生ともちがくて
耐えられなくなって、学校を休むことにした。
次の日から、弟も学校に行くことになった。
(さて……。何をしようかな?)
本棚から適当に本を引っ張り出してみたり、メイクをしてみたり
色々としてみた。
しばらくして、弟の晃太が帰ってきた。
秋本晃太
秋本晃太
(誰もいないのかな?)
秋本江美
秋本江美
弟の晃太は、普段から真面目な性格で、家でも学校でもほとんど喋らない。
弟と私を比べると、違うところがたくさんある気がする。
例えば、弟は勉学一筋なのに対して、私は、メイクやおしゃれをするのが好きだし
私は、いじめられやすい体質だけど、弟は、そうでもない。
時々、本当の姉弟(きょうだい)じゃない気がしてしまう。
だから、晃太が少し怖い。
自分は出来ないことが沢山あるのに、晃太は、私より出来ることが沢山ある。
晃太がこのまま、私を置いて行ってしまうのではないか。
そう思いながら、この日は過ぎた。
次の日も、私は高校を休んだ。
今日も、メイクやおしゃれをして楽しんだ。
その日の午後。
ピーンポーン
突然の呼び鈴だった。
どうやら、誰も居ないようなので、私が仕方なく出ることにした。
秋本江美
秋本江美
???
???
???
???
あっ……。
こ、怖い。
何かされる!!
秋本江美
秋本江美
???
???
???
???
秋本江美
???
???
???
???
???
???
???
???
???
???
???
秋本江美
???
???
???
???
秋本江美
秋本江美
???
秋本江美
???
???
???
???
片桐紗香
片桐紗香
片桐紗香
片桐紗香
片桐紗香
秋本江美
あれ?
そう言えばこの子はどうやって家を知ったんだろう?
心の中で、そんなことを思っていた。
そしたら
片桐紗香
よかった。
この子とは、本当の友達に慣れる!!
そう思えた、瞬間だった。