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ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
俺、佐久間大介には 彼氏がいる。
とてもかっこよくて、 でもちょっとかわいい、 岩本照という人だ
照
照
大介
大介
ドアを開けて帰ってきた照を 思い切り抱きしめる
照は驚いたあと、 安堵したような表情を浮かべた
照
照
大介
大介
大介
照
大介
大介
照
照
大介
大介
照
照
大介
そう言ってまた 照は外へ出ていった
大介
数時間後
大介
大介
照が帰ってこない。
何度も電話をしているのに 照は出る気配がない。
大介
大介
プルルル…
大介
プルルル…ピッ
警察
警察
大介
警察
大介
警察…? 警察が何の用なの?
警察
大介
警察
警察
大介
突然告げられたその言葉に 俺は目を見開いた
照が…
刺された?
警察
警察
大介
大介
思わず、電話を切った
俺は外へ飛び出してしまった
大介
俺は 照が倒れた路地裏へ向かった
冬の夜は冷え込み 薄着だった俺は 歯の根が合わなかった
それでも構わずに走った
数分走ると 人だかりとパトカーが見えてきた
大介
大介
なんとか掻き分けて 人だかりを抜けた
その先には──
照
大介
もう事切れた 俺の彼氏がいた
うつ伏せで倒れていたのか 顔が汚れていた
表情は苦しげだった。 相当、痛かったのだろう
そして 彼の着ていた灰色のパーカーには どす黒くなった血が付いていて
地面にも 血溜まりが出来ていた
凶器は抜かれていて 大量出血したみたいだった
大介
大介
大介
俺は崩折れて 照を抱きしめ
声を上げて泣いた
大介
大介
大介
どうして死んでじゃったの?
さっきまで俺達、 一緒に話して、一緒に笑って、、
やだ、俺、 照のいない世界なんて…
嫌だよ…
警察
警察
警察の人に 肩を掴まれた
大介
大介
大介
大介
俺の意識は そこでぷっつり切れた
そこからのことは あまり覚えていない
ただ覚えているのは
ショックで倒れて 病院に運ばれたことと
退院した後… 遠い病院だったのに ふらふらと歩いて帰ったこと
大介
大介
大介
仕事も当分休んだ
ただただ 横になっているだけの生活
でも眠れないから 俺の目の下には いつもクマがあった。
事件のことも 警察は調べているらしいけど
警察からの電話も ニュースも 何も興味が無くなっていた
犯人が分かったところで 照の死んだ事実は どうせ変わらないから。
大介
大介
時々あの時のことが フラッシュバックして
俺はたくさん泣いた
悲しみと悔しさ、 怒りが入り混じって…
どうしようもなかった。
大介
大介
俺はなぜか 泣いてる途中で笑い出す時がある
きっと 感情がぐちゃぐちゃになって 表情がおかしくなっているんだろう
その自分が どうしようもなく不気味だった
大介
ピーンポーン…
大介
夜なのにインターホンが鳴った
大介
電話に出なかったから 警察でも来たのかな
そう思って無視した
大介
ピーンポーン…
大介
大介
俺の家のインターホンは カメラが付いてないから 誰か分かんないんだよな…
大介
俺は久しぶりに起き上がり 玄関まで歩いていった
大介
だって知らない人かも しれないし
もしかしたら犯人で 俺も殺されるかも…
大介
大介
そう思ってドアを開けた
大介
大介
俺は呆然とした
言葉が出てこなかった
だってそこには
照
照
死んだはずの 俺の彼氏がいたから。
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
3件
わお!こういう話好きです! 続きが気になります😳
ん、、んん?は、?え?ひか、る、、、、復活?!さっくん絶対混乱してる、こっちでさえ混乱してるもん、、、えぇ〜、
え?え?え?え?え?待って急展開 心臓持ってかれそうになった ニコイチいいな 多分いつもより目が3倍ぐらいになった気がしたwww👁👁 次回楽しみすぎる!