凜
あ、あの
凜
これからお願いいたします
雪代
、、、
雪代
改めて、
雪代
雪代(ゆきしろ)だ
凜
琴藁凜(ことわら りん)です
凜
あの、
凜
治癒能力が必要だと聞いています
凜
何をすればよろしいのでしょうか
雪代
私が三神将の1人なのは知っているな
凜
はい
雪代
私は妖をまとめる立場として責任がある
雪代
そこで、
凜
怪我人の治療を私に、と
雪代
そうだ
雪代
愛など求めるな
雪代
形だけの結婚だ
雪代
仕事だけやれ
凜
はい
雪代
式は一週間後だ
凜
、、、
翠嵐
こんにちは
凜
っ!
翠嵐
翠嵐(すいらん)です
翠嵐
今日からあなたの付き人です
翠嵐
よろしくお願いします
凜
付き人?
凜
(こんなに美しい男性が、)
翠嵐
はい
翠嵐
奥様のお手伝いさせていただきます
凜
あの、
凜
私のことは凜でいいです、
翠嵐
、、、
翠嵐
了解しました
凜
あ、あの、
翠嵐
はい
凜
お風呂も一緒は少し、
翠嵐
大丈夫です
翠嵐
これで隠してください
凜
、はい、
翠嵐
体を洗う時は後ろを向いてますので
凜
ありがとうございます
凜
、、
翠嵐
?
凜
すみません、
凜
お風呂なんて、久しぶりで
翠嵐
、、、
翠嵐
それでは着替えてください
翠嵐
髪を洗って差し上げますので
凜
あの、
凜
、、
凜
よろしくお願いします
翠嵐
はい
翠嵐
凜様は妹のようです
凜
そうですか、
凜
では
凜
妹として扱っていただいても
翠嵐
凜様のお望みのままに
翠嵐
ですが雪代様が弟なのは気が引けますね
翠嵐
よろしく、凜
凜
はい、お兄様
翠嵐
やはり噂は本当でしたね
鐘
傷があったのか?
翠嵐
ええ、
翠嵐
新しい痣も、傷も
翠嵐
時間が経ったものも
鐘
、、、
鐘
そうか
翠嵐
謙虚で可愛らしいですし
翠嵐
そのうち気に入りますよ
翠嵐
、、絶対に
鐘
、、、そうだな
鐘
翠嵐、恋してはいけませんよ
翠嵐
分かってますよ
翠嵐
妹のように思っています