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商店街の角にある花屋の前で、ユイが不意に足を止めた。
ユイ
俺
ユイ
店先には、水を含んだ小さなバケツが、色とりどりの命を湛えて並んでいる。
ユイ
俺
ユイ
俺は少し迷ってから、隅の方にあった小ぶりな花を指差した。
俺
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイは対照的に、燃えるような赤いバラを指さした。
ユイ
俺
ユイ
店主のおばさんが、バケツの水を替えに店先へ出てきた。
俺
俺が慌てて謝ると、おばさんは柔らかく目を細めた。
お花屋さん
ユイ
ユイが、いつもの生意気な態度を封印して、小学生らしい真っ直ぐな礼を言う。
ユイ
俺
ユイ
夕暮れの風が吹き抜け、バケツの中の花たちが一斉に小さく揺れた。
ユイ
俺
ユイ
風に逆らわず、ただそこに咲き続ける花を見つめながら、ユイが呟く。
ユイ
俺
ユイ
ユイは満足そうにうなずき、ランドセルの肩ベルトをぎゅっと締め直した。
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
ユイは軽やかな足取りで、夕焼けに染まる通りへと歩き出した。
俺
ユイ
俺は店先に残された白い花をもう一度だけ見てから、小さな背中を追いかけた。