テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
雨の日。
美咲は再び図書室へ向かった。
そして古い郷土資料の中に、一冊だけ異様な本を見つける。
題名はない。
ページは黄ばんでいた。
そこにはこんな話が書かれていた。
昔、この町に一人の少女がいた。
少女はいじめを受けていた。
雨の日。
誰も助けてくれないまま事故で命を落とした。
最後まで赤い傘だけを握りしめて。
そして少女は願った。
「一人は嫌だ。」
それ以来。
赤い傘は新しい仲間を見つけている。
見つけた者を連れていくために。
美咲の顔から血の気が引いた。
美咲
ページをめくる。
最後にはこう書かれていた。
『見つけられてから七日目の雨の日、連れて行かれる』
今日は――六日目だった。
その瞬間。
本のページが勝手にめくれた。
真っ赤な文字が浮かび上がる
『あと1にち』
美咲
図書館の照明が一斉に消えた。
真っ暗な室内。
その奥から。
コツ。
コツ。
コツ。
誰かが近づいてくる足音が聞こえた。
だがその足音はおかしい。
まるで濡れた足を引きずるような音だった。
美咲は震えながら後ずさる。
すると闇の中で、ゆっくりと赤い傘が開いた。
#雑談
らいむ②
55
コメント
1件
えええっ!?😱 第8話、めっちゃ怖かった……! 図書室の静かな雰囲気から一気にホラーに持っていかれたよ。赤い傘の伝承、切なくてゾッとする。カウントダウン方式で「あと1日」って表示されるのとか、ページが勝手にめくれる演出がマジで怖い。照明消えて足音がコツコツ迫ってくるシーン、想像しただけで背筋冷えた…!💦 続きどうなるの!?美咲ちゃん助かってほしいけど、この展開だと絶望的すぎるよ〜😭 次話も楽しみにしてるね、kokoさん!