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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

10 - 2人の別れ【過去編2】

♥

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2024年08月30日

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金色の船

アミール船長(半魚人)

ここで話すがアクアペンダントは、深い深い海溝にあってメガシャコガイの中にあると言われている。

小さな頃のコナー国王

メ、メガシャコガイ…?

アミール船長(半魚人)

ああ。普通のシャコガイとは違う。挟まれないように気をつけろ。

アミール船長(半魚人)

だけどアクアペンダントをゲットするにはそんなに簡単じゃない。今日はその海溝に「ウニパーティ」が開かれてるんだ。そのパーティ会場を抜けないとその海溝には行けない。

アミール船長(半魚人)

メガシャコガイに関しては挟まれたら最後。挟まれた瞬間激痛と幻覚が見え始める。3時間経つと毒でバイバイだ。

アミール船長(半魚人)

だから、誰も行かない…行きたがらないんだ。

小さな頃のコナー国王

びぇえええええ。あっ、アクアペンダントをゲットしたら何かの力を得られるとか…あるの?

アミール船長(半魚人)

アクアペンダントを触るだけで何の魔法でも使えることができる。最強最高のペンダントだ。だが、魔法を使う度に寿命が縮まる。

小さな頃のコナー国王

…そっかぁ。じゃあ僕は無理だね。アーミルも無理だね。

アミール船長(半魚人)

オレは無限に生き続けるから大丈夫だ。

小さな頃のコナー国王

…す、凄い。

アミール船長(半魚人)

話は以上。とりあえず、オレについて来い。勝手なことはするな。

小さな頃のコナー国王

オッケーオッケー!!!

こうして僕達はアクアペンダントをゲットしに行くことになった。

ウニ達のパーティ会場

パーティ会場はゲームセンターと同じくらい騒がしく、プールや美味しそうなご飯もあった。勿論ウニしかいない。

ウニ

みんな盛り上がってるぅぅぅ?

小さな頃のコナー国王

僕ここ早く出たい……。

アミール船長(半魚人)

もうちょっとだ。あの先に行けば…。

ウニ

ちょっとチミ達ぃぃ?ウニじゃないけどもしかして新種のウニぃ?

小さな頃のコナー国王

そ、そうです!ウニさん!

ウニ

そうなのねぇぇぇ!!キャベツ食べるぅぅぅ?

カゴに入った沢山のキャベツを持って来て食べさせようとしてくる1匹のウニ。向こうが近づくから棘に刺さりそうになる。

小さな頃のコナー国王

ううううっ、、、怖っ。

アミール船長(半魚人)

おい、その辺にしとけ。オレ達は行く所があるからじゃあな。ほら、行くぞ。

ウニ

小さな頃のコナー国王

アーミル待って!

ウニ

アッ、そっちは海溝よぉぉぉ。やめた方がいいんじゃないぃぃぃ?

アミール船長(半魚人)

オレ達の目的はその海溝だ。止めるんじゃねぇ。

ウニ

……そっちに行くなら秘密の道をオススメするわぁああああああ。メガシャコガイの巣が海溝の近くにあるから裏から行った方がいいかもぉぉ!

さっきのウニが「秘密の道」と言う場所へ案内してくれる。癖が強いけど良い人かも。

深い深い海溝

小さな頃のコナー国王

うわっ、凄い。もうあそこにメガシャコガイが見える!

アミール船長(半魚人)

ありがとな。

ウニ

お礼は大丈夫よぉぉぉぉ!き、気をつけてね。

アミール船長(半魚人)

…準備はいいな?

小さな頃のコナー国王

分かってる分かってる!

遂にメガシャコガイの目の前まで来る。大きなシャコガイは何故か玉座の上にいる。

小さな頃のコナー国王

早いところ開けて取ろう!

アミール船長(半魚人)

待て、忘れたのか?挟まれた瞬間終わるって。だから叩き壊すんだ。

小さな頃のコナー国王

な、何だって?

アミール船長(半魚人)

この魔法のハンマーでメガシャコガイを壊す。けど壊したら毒が出てくるからお前は離れてろ。

小さな頃のコナー国王

ちょっと待ってよ!アクアペンダント壊さないよね!?

アミール船長(半魚人)

多分壊さない……ようには気をつける…と思うから大丈夫だ。

小さな頃のコナー国王

心配しかない………。

アミールは魔法のハンマーで思い切りメガシャコガイを叩き壊した。1回目…2回目で壊れた。恐らくアクアペンダントと呼ばれる綺麗なイルカの形をしたペンダントは無事のようだ。

小さな頃のコナー国王

うぇえ…毒が出てるよ。

アミール船長(半魚人)

よし…手袋をつけてと…アクアペンダントゲット。そろそろ帰るか。

小さな頃のコナー国王

案外簡単だったね。そのハンマーは?

アミール船長(半魚人)

これか?これは去年メガブルーホールで見つけた魔法のハンマーだ。

小さな頃のコナー国王

メガブルーホール……?何だか凄いね。

僕達が呑気に話をしていると数匹のメガシャコガイがこっちに向かって来た。

メガシャコガイ

吾輩の仲間が……!お前ら、、、さては海賊だな?だから寝るなと言ったのにあいつは!

小さな頃のコナー国王

あのメガシャコガイ寝てたんだ…。

メガシャコガイ

逃すな!

アミール船長(半魚人)

早く逃げるぞ!

沢山のメガシャコガイが追いかけてくる。僕達は来た道を引き返す。幸いにも、あのメガシャコガイは足が遅かった。

金色の船

アミール船長(半魚人)

早く帰るぞ!

小さな頃のコナー国王

…!

アミール船長の耳から何かが垂れていると思ったら血だった。耳が無くなっている。

海賊A(魚)

アミール船長大丈夫ですか!?

海賊B(魚)

その血…!

海賊C(魚)

船の操縦なら俺でもできるんでアミール船長は大人しくしてて下さいっす!

海賊A(魚)

救急セット持ってきます!

小さな頃のコナー国王

大丈夫……?

アミール船長(半魚人)

大丈夫なわけねぇけど、、、ここはお前達に任せる。

部屋の中

僕達は無事に戻って来れたのと、アミールの血も仲間の海賊が手当てしてくれたお陰で止まった。

アミール船長(半魚人)

…オレとしたことが、、、。

小さな頃のコナー国王

あのメガシャコガイにやられたの…?

アミール船長(半魚人)

ああ。でも心配するな、アクアペンダントは無事にここにあるからな。

海賊B(魚)

めちゃくちゃ綺麗ですね〜!早速魔法使ってみて下さい!

アミールが目を瞑り優しくアクアペンダントに手を触れる。すると、机に沢山の花が現れた。

海賊C(魚)

すげぇ……本当だったんすね。

海賊A(魚)

次はあれ出して下さい!

仲間の海賊達が次々にお願いをアミール船長にする。アミール船長はそれを聞いて魔法を使って出してくれた。

小さな頃のコナー国王

……。

小さな頃のコナー国王

(どうして人のお願いの為に魔法を使うんだろう?自分の物なのに、、)

最初は、アクアペンダントで魔法を使うと寿命が縮むというのを聞いて気が引けたが何だかアミール船長が魔法を使って何でも出しているそんな様子を見て欲しくなった。

小さな頃のコナー国王

(自分の物にしたい……僕も頑張ったし言ったらくれるかな?)

アミール船長(半魚人)

どうした?コナーもお願い言ってみろ魔法で出してやる。

小さな頃のコナー国王

……じゃあさアクアペンダント欲しいから頂戴。

海賊A(魚)

あはははっ…アクアペンダントはアミール船長の方が似合いますよ。

海賊B(魚)

そうそう!しかも君が使ったら寿命縮んじゃうよ?いいの?

海賊C(魚)

まぁ…俺はどっちでもいいっすけどね〜。

アミール船長(半魚人)

お前は笑うな………残念だがこれはお前にはやれない。すまない。

小さな頃のコナー国王

は…?何で僕も頑張ったじゃん!

アミール船長(半魚人)

お前のことを信用していないわけではないが、これは何の魔法でも使える凄いペンダントだ。危ないからな。

小さな頃のコナー国王

……もういいよ。

僕は不貞腐れてどこかへ行くことにした。

金色の船

小さな頃のコナー国王

(なんかだんだんめっちゃ欲しくなってきたんだけど!)

小さな頃のコナー国王

……こうなったら意地でも奪ってやる!

僕は一旦お城に帰るとアミール船長に言って、夜また出直してくることにした。そう寝てる間にアクアペンダントを奪う。

部屋の中

ゆっくりと扉を開けて、足音を立てずに部屋の中へと入る。そしてぐっすりとソファで寝ているアミールを見つける。

小さな頃のコナー国王

(ごめんね……でも僕も使ってみたいんだ!後できちんと返すよ。)

アミール船長(半魚人)

………。

コナーの部屋

小さな頃のコナー国王

うわっ…本当にやってしまった、、でも綺麗だなぁ。

簡単にアクアペンダントに触るだけで魔法で出てくる。そんな素晴らしい物に出会えた僕は次に何を出そうかと考える。

小さな頃のコナー国王

でも、、寿命のこともあるんだよね…気をつけなくちゃ。後で返そうかと思ったけどやーめた。

小さな頃のコナー国王

もしも…このアクアペンダントについて話さなければならないときがきたらたらみんなには嘘をつこう。何でも出せる魔法のペンダントだと知られたら、注目を浴びて取り合いになるかもしれない…。そうだな…ぁ、、、「怪我や治療を治せるペンダント」なんてどうだろう?そんなペンダントは少ないけどちゃんと他にもちゃんと実在するし。

小さな頃のコナー国王

………ふふっあははは。

この日以来アーミルとは会わなくなった。 アミールは噂によって僕がアクアペンダントを奪ったことを知ることになる。

海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

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