まだもみじが2歳のころ

緑は、もみじと月の姉。

もみじが2歳のころには緑はもう14歳

みんなに頼られる存在だった

オギャアー！オギャアー！

月はこの時まだ生まれたばかりだった

ーもみじ達が住んでいるのは森の中ー

理由は‥…

私達は貧しくて、お父さんは酒に溺れて、

お母さんと緑は最悪な日の続きだっただろう。

まだ小さかった私には緑がいるだけで幸せだと思っていた。

それからは、三人で暮らすようになった

私は攻撃するための魔法だけでなく、果物を出すことができる魔法も持っている

私は4才の頃にはその、果物を出す魔法を使えるようになっていた。

父がいなくなったことにより、日常はとても幸せとなったが、

金が入ってくる唯一の方法は父からの収入だった。

そのため、ご飯を食べるのもやっと。

家もないので、森に住み続けていた。

でも、お母さんや緑には、今の暮らしは十分に幸せだった。

しかし、そんな幸せはそう長く続かなかった‥…。

紛争が起きたのだ。

当時、願伝道之と駒野勇切真 （がんでんみちゆき）（しずあきゆきまさ）

を巡る紛争が行われていた。

（今度また解説します）

彼女達が住んでいたのは森。彼らはとにかく戦い、荒らしまくっていたため森も町も悲惨な姿に変わっていった。

そうしてついには、彼女達が住んでいる森にも攻撃が来てしまったのだ‥…。

ゴドーン！

ドーン！

カァカァ‥…

緑は涙ぐんでもみじの目を見た。