わたし、立花千莉
今日からここ!
私立みどり学園高等部の
1年生になります!
うぅ…
進学校だけど受かってよかった
千莉の前を
きれいに整ったストレートロングヘアの
少女が通った。
ん?
立花千莉
身体はモデルくらい細いし
顔はちょー可愛い!
なんと言っても…
立花千莉
謎の少女
千莉が叫んだ瞬間
あの謎の少女が驚いた。
謎の少女
謎の少女
謎の少女
立花千莉
どうやら
気づかぬうちに
あとを追いかけていたらしい
立花千莉
謎の少女
千莉の頬が赤くなり
急いで教室に向かった。
はぁ…
なんであんな事したんだろ
もしかして
あの子に何かオーラがあった…
とか?
そ、そんなわけないよー
千莉は頬を叩いた。
立花千莉
立花千莉
すると
ドアがガラガラと開き
担任の藤井先生が入って来た。
藤井先生
藤井先生
放課後
小学生の男の子がはしゃぎながら
帰っていたり
中高生が友達と楽しく会話をしながら
下校をしていたり
親子が公園から家に帰る
時間だ。
ふぅ…
やっと1日が終わった
さてと
今日の晩御飯はなんだろなー
そんな事を考えていると
スマホから着信音が響いた。
わたしはすぐさまスマホを
確認する。
お母さんからだ!
えっと…なになに
お母さん
お母さん
え?!
カレー!?
は、早く帰らないとー!
わたしは超特急で
駅に向かって走っていった。
ここは緑駅
千莉が通っている
みどり学園の最寄り駅で
電車通学をしている生徒は
この駅を使用しているが
大人の使用率も多く
出勤時間と登校時間が重なるため
朝は常に混雑している。
あ、あれ?
なんか駅前が騒がしいな
何かあったのかな?
わたしはとっさに
近くにいたおばさんに話しかけた。
立花千莉
立花千莉
おばさんが不安そうな声で言った。
おばさん
おばさん
立花千莉
立花千莉
おばさん
おばさんが
指を指す方向を見ると
なんとそこには
見た事もない怪物が
時計の上に立っていた。
でも、衝撃はそれだけではなかった。
なんと怪物が小さな男の子を
腕らしきもので押さえつけて
いたのだ。
え…どうしよう
あの子を助けないと!
どうすればいいか分からず
千莉はその場を見渡したが
その場にいる人々は全員
パニックにおちいっていた。
立花千莉
立花千莉
そう思うと
心が不安でいっぱいになり
足がくすんでしまった。
もう、どうする事も出来ないと思い
泣きだしそうになった
その時だった。
近くのマンションの屋上から
あの少女の声が聞こえたのだ。
謎の少女
少女は50階ほどあるマンションの
屋上から華麗に飛び降り
千莉の目の前に立った。
すると
謎の怪物
謎の怪物
姫様!?
姫様って…もしかして
あの子の事?
少女は舌打ちをし
怒りを立てながら
話に答えた。
謎の少女
謎の少女
少女は魔法の杖を取り出した。
謎の少女
そう言うと
少女は怪物を目掛け走って行く
謎の少女
謎の怪物
謎の怪物
すると
今度は助走をつけ
空に向かってジャンプをした。
立花千莉
謎の少女
謎の少女
謎の少女
謎の少女
その瞬間
少女が持っている杖から
水が飛び出し
怪物にあたった。
謎の怪物
立花千莉
立花千莉
立花千莉
小学生の男の子
小学生の男の子
少女が満面の笑顔で笑った。
謎の少女
謎の少女
謎の少女
小学生の男の子
男の子が少女に手を振りながら
帰っていった。
謎の少女
謎の少女
謎の少女
立花千莉
言われたとおり出てきたけど…
何かされるんでしょ?
絶対
謎の少女
立花千莉
立花千莉
謎の少女
謎の少女
立花千莉
わ、わたしが?
こんな普通のわたしが…?
コメント
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マジですか。魔法少女系ですか。普段読まないジャンルだから、面白そう。これからも頑張って。