ななもりside
ソ連兵
ななもり
さとみ
莉犬
ジェル
ころん
るぅと
ななもり
ななもり
ななもり
莉犬
さとみ
ジェル
俺たちは毎日木の伐採や鉄道の整備などをやらせれた
だが、ここはシベリア
マイナス40℃の気温の中、すきま風が吹き込む粗末な小屋の中で折り重なるように寝た
るぅと
ななもり
ころん
さとみ
暖房は薪ストーブが1つだけ
俺たちの体力は凍てついた空気にどんどん吸収されていった
今日も木の伐採作業
ソ連兵
ジェル
ジェル
ソ連兵
ソ連兵
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
ジェル
さとみ
作業が遅いとムチで叩かれた
年下のころちゃんやジェルくん、るぅとくんは体力の消耗が早く、よくムチで叩かれていた
まだ体も成長しきっていないから仕方がない
ななもり
ななもり
ななもり
バレないようにね
ジェル
莉犬
るぅと
ジェル
俺たちのご飯は殻付きの雑穀米
精米機がないため、ガサガサの米を食べるしかなかった
酷い時にはその辺の草だって、虫だって食べた
そうしないと、生きていけないから
そんな生活を続けていくうちに、みんな段々と栄養失調になっていった
毎日抑留者たちの健康状態を管理する女性におしりをねじられて、それで引っ張った部分が元の形に戻ったらどれだけ痩せ細っていても働かされた。
莉犬
さとみ
莉犬
さとみ
ころん
莉犬
ころん
明日頑張るよ
さとみ
ころん
ころん
夜
ななもり
るぅと
ころん
莉犬
ジェル
ころん
さとみ
今日もいつもどおりみんなでベッドの上で並んで今日の成果などを話していた
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ななもり
さとみ
さとみ
ななもり
ジェル
莉犬
るぅと
いつもどおりベッドの上で胡座(あぐら)をかいたまま、ころちゃんは息絶えていた
たった
たったのさっきまで生きていたのに
さとみ
さとみ
もう固く目をつぶったまま、ピクリとも動かない
こうした事例は周りの兵士たちにも起こっていた
理由は疲労と栄養失調だった
莉犬
ジェル
るぅと
ななもり
助けられなかった
俺、長男なのに
さとみ
さとみ
ななもり
ころちゃんと1番仲が良かったさとみくんはどれほど無念だろう
さとみ
さとみ
ななもり
ななもり
さとみ
さとみ
その夜、さとみくんはころちゃんの亡骸を抱きしめながら寝ていた
もう二度とおはようと言うことのない彼を
しっかりと包み込んでいた
朝
ジェル
るぅと
莉犬
ななもり
ななもり
莉犬
ななもり
るぅと
ジェル
莉犬
ななもり
ななもり
莉犬
ジェル
るぅと
ななもり
みんなで生きて家に帰りたかった
ごめんね、ころちゃん、さとみくん
2人のぶんまで生きてみせるよ…
穴を掘って2人の亡骸を入れた
ただでさえこの寒さの中、衣服も足りていないため服は脱がせないといけなかった
死者に失礼なことは知ってる
せめて、2人は暖かくしたまま見送りたかった
でも、俺たちだけそうする訳にはいかない
みんな生きるのに必死だから
幸い兄弟だからという理由で服は取られなかった
他の人が亡くなったときは服はみんな奪い合いだった
理性なんてない
「明日死ぬかもしれない」
そう考えると、まともになんて居られなかった
莉犬
重く、冷たい空気
目を離した隙に誰か死んでるんじゃないか
そう思ってはみんな顔をあげ、また俯いての繰り返しだ
ジェル
るぅと
莉犬
莉犬
るぅと
ジェル
楽なのかな







