K
えっと…
K
105号室…
2人とも優しかったなぁ
友達にもなれたし
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︎︎
︎︎ ︎︎
目の奥に
釘が刺さるような感覚
K
ぁ"っ…
痛みに耐えられず
その場にしゃがみこんでしまう
︎︎
やばい
来た
地獄が
︎︎
顔が剥がれそうな程の痛み
その場から動けず
ただただ苦しんでいた
︎︎
周囲の状況が分からない
周りに誰かいるだろうか
僕はどうなっている?
︎︎
僕死ぬかも…
K
や"だ"っ……
︎︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
あぁっ!こんなところにっ…!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
いたいた…!探してたんだ
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
すぐ病室に運びますからね
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
そしたら薬入れるから…!
︎︎
どうでもいいから早くして、と思う
死ぬまでずっとこの痛みと共に生きていかないと行けないのかな
︎︎
今僕を運んでくれているのは誰…?
あとでお礼言わなきゃなぁ…
︎︎
あれからどれくらい経った…?
もう僕結構限界かも
︎︎
ふわふわする感覚
だんだんと痛みは和らいでいった
K
はぁっ……
︎︎
S
落ち着いた、?笑
K
…はいっ……
そうま先生だったのかぁ
︎︎
痛みに疲れ果てる僕
先生はそっとしておいてくれた
K
ありがとうございました……
S
いえいえ笑
S
そういえばどこ行ってたの?
K
それが…
K
探索してたら迷子になってて…笑
S
なるほど笑
︎︎
︎︎
子供を見ると思い出してしまう
︎︎
もう忘れるって決めたのに
︎︎
僕には無理だって分かってるのに
︎︎
︎︎
︎︎
そんな僕が
︎︎
照らされる日は────
︎︎