腕から血がしたたり落ち、床に赤黒いシミを作る
いつか掃除しなければとは思うが、そのいつかは来ない
無能
それはある意味、救いの言葉ではと思う
書類をガバッっても無能、何をしても無能の一言で済むのだから
それでも、そうだとしても、無能という言葉は心に深く傷をつける
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そろそろ書類をしなければ
流石に、これ以上ガバを増やすわけには行かない
傷をろくに処置もせず、カッターを乱雑にしまう
そのせいか、腕には傷がうみ、赤黒くなっている箇所もあるのだが
それさえも愛おしいと今は思う
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気が進まない
正直なところそうだ
誰だってそうだろう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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増える書類
頑張って減らしたとしても、すぐにまた溜まる
期限日数内では終わらないと言い切れる程の量
これで期限内に終わらなかったとしても、普通では怒られない
しかし
彼らはどこで間違ってしまったのだろう
僕を責めるばかり
いや、本当は僕が悪いのかもしれない
答えの出ない思考は堂々巡りを続ける
そして、たどり着いた一言は
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その一言が今は救いだった
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今大先生の持ってきた書類
どうせガバっているのだろう
ざっと目を通してみる
が、その必要はないようだ何故なら
一行目から間違っていたのだから
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その一言しか出てこない
しかし
以前の彼は、ガバこそしたがここまで酷いものでは無かった
いったい彼は、いつから変わってしまったのだろう
いや、あるいは…
もう一度、大先生の持ってきた書類に向き直ってみる
徹夜のせいで視界が悪く、良く見えていなかったが
俺でも到底苦労する程の量の書類の山
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よく見ていなかったが、大先生の顔も酷くやつれていた気がする
一度、大先生の部屋に行くか…
こんにちはこんばんはおはようございます
皆さんは、こういう細かいストーリーを高頻度で出すか
長いストーリーを低頻度で出すか
どちらがいいですか?
今は基本的に前者でやっているのですが
ご期待に添えているでしょうか?
それでは、また別の作品で会いましょう
コメント
5件
大先生大丈夫そ?
俺は前者がいいかな