テラーノベル
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注意
本作は「終戦記念日」を題材にしたカントリーヒューマンズの短編です。 実際の歴史的出来事や戦争被害に触れる描写が含まれます。 登場人物・国の擬人化はあくまで創作であり、特定の国や人物を否定・批判する意図はありません。 平和への願いと歴史を忘れない気持ちを込めて描いています。
それを踏まえ、この物語を見てくだされば幸いです。 …3タップ後開始
八月十五日。 朝から蝉が騒がしく響き、真夏の空は雲一つない。 そんな中、私は静かに神社の石段を登っていた。白い浴衣に黒い喪帯、手には小さい菊の花束_。
境内には誰も居ない。ただ、風鈴の涼しい音と.木々のざわめきが耳に届く。 石碑の前で立ち止まると、私はそっと花を手向けた
日本
掠れた声が漏れた。 誰に向けた言葉なのか、自分でも分からない。けれど、毎年この日になると胸の奥が重くなる。 戦争で失われた数え切れない命__。その重みは、国である私の体に刻まれている。
…ふと、後ろから足音が聞こえた。振り返ると アメリカさんが立っていた。 ラフな格好をしているが、手には折り鶴が一つ、握られていた__。 少し困った様な笑みを浮かべ、彼は近づいてくる。
アメリカ
日本
アメリカは石碑の前に立ち 折り鶴をそっと置いた。黙祷する横顔を、私はじっと見つめる。 あの日の痛みも、あの日からの道のりも 二人だけが知っていることがある
…沈黙がしばらく続いた後、アメリカさんは口を開いた
アメリカ
アメリカ
私は小さく頷いた。 そして ふと、空を見上げると 真夏の青の中を一羽の鳩が飛んでいった。
――私は、この空の下で、もう二度とあの惨劇を繰り返さないために。 私は今日も祈り続ける。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 今日は終戦記念日ということで、日本を主役に短編を書きました。 この日を迎えるたびに、戦争の記憶が遠くなる一方で、平和の大切さを改めて感じます。 歴史を知ることは、過去を責めるためではなく、未来に同じ悲劇を繰り返さないため。 この物語が、少しでもその気持ちを思い出すきっかけになれば嬉しいです。
そして私も、カントリーヒューマンズと言う形でも、こうして平和への思いを伝えていけるかな〜 と 言う気持ちでこのノベルを書きました😌
本当にここまで見てくださり、ありがとうございました。 これでこの物語は完結ですが 別の作品も書いてるので.其方の方も見てくだされば嬉しいです。
それでは、この一日一日を大切に過ごしていきましょう!タップon スクロールありがとうございました♪
コメント
3件
/は、好き あのね。本当に、戦争で亡くなられた方は天国で幸せになって欲しいよ。。。()